台北歴史散歩の旅 (8) 大稲埕 – 迪化街

迪化街は大稲埕が栄えた頃の商人の建物が今もよく保存されている通り。今では薬や乾物の問屋が多い街。迪化街と民権西路との交差点から南下する。

民権西路近くの通りの風景。このあたりは人通りも少なく、空き家が多い。新しい店舗を導入するための再開発中に見える。



珍しい煉瓦造りの円柱。右側は無粋なビルに建て替わってしまっているが、この建物は補修されて保存されている。

農機具の店。

涼州街との交差点にあるレトロな消防署。

笊や籠を扱っている林豊益商行。

南へ下るにつれて薬屋が増えてくる。 この人は、なにやらブレンド中。 薬の相場は分からんけど、ハーブティーみたいなのも町中とくらべるとかなり安い。

2階建か3階建の建物が並ぶ中、この家だけがなぜか平屋。瓦の形が面白い。

立派なファサードのある建物。このあたりから街並みが綺麗になってくる。

民生西路を越えてさらに南へ。2階の窓の造り、ファサード共に素晴らしい。

どの家も間口は狭いが奥行きがありそう。

酸梅湯の素を買う。一袋わずか50元(約150円)。作り方の説明書ないけど、まあええか。

この建物も個性的。

からすみもこの街で買うと安いらしい、買わなかったけど。

シュガーアップルのアイスキャンデー、種入り、40元。

うーん、建物見てるだけで飽きない。

一番気に入ったのがこれ。

永昌街の手前で突然「霞海城隍廟」が現れる。小さいながらも綺麗な屋根があるのに、手前にバラックのトタン屋根が造られていて外観を台無しにしている。

この廟は泉州同安の人たちの守護神が祀られて、元々はここより南の地域にあったものが、他州出身者との抗争で追い出されて大稲埕へ移り住んだときに移設されたとのこと。なぜか、最近では縁結びの神様として有名になっているそうで、そういえば参拝者は皆若い女性やった。

霞海城隍廟の先に永楽市場があり、ここで迪化街は終わり。

ドラッグストア・チェーンのWatsonがあるが、景観を考えてか昔風の建物のまま、緑色の看板も出していない。

小腹がすいたので、「永樂台南土魠魚羹」でビーフン。

ビーフンに白身魚を揚げたものを乗せてとろみのあるスープが掛かってる。写真の右上隅に写っているのはとなりのおじさんが食べていた臭豆腐。すぐ隣が臭豆腐屋なので匂いが気になる人は要注意。

迪化街を見終えたので、続いて大稲埕の残りの見どころを回ることにする。


永楽台南土魠魚羹 (台湾 台北市大同區民樂街1)


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