台北歴史散歩の旅 (13) 温州大餛飩

台北に着いた日の夜に見かけて気になっていた店。



今日の歴史散歩の開始点、林森公園のすぐ近くなので朝ごはんに行ってみた。別の日に同じ看板を見かけたのでチェーン店らしい。
この店も、調理場が入り口にあり、客席が奥にあるレイアウト。ちょうどワンタンを茹でようとしているところ。

店内では地元の人達が朝ごはん中。

日本語メニューあり。日本語では「饂飩」はうどん、「雲呑」がワンタンなのに、ここではなぜか「饂飩」がワンタン。じゃあ、台湾ではワンタン=「饂飩」かというと、昨年の台湾旅行で花蓮で食べたワンタンは「扁食」と書いてあった。謎は深まるけど、まあ美味しかったらええやんと台湾風思考。

テーブルの上にはこの店のウリらしい「老虎醤」がある。見たところ、具の多い食べるラー油のようなもの。

注文したのは温州大饂飩麺。醤油味のスープにいつもの腰のない中華麺。大ぶりのワンタンが入って、芝麻醤がたっぷりと。スープもワンタンも見た目よりあっさり味。
これに店自慢の老虎醤を追加投入して混ぜて食べると四川の担々麺に似た味になる。

もうひとつは麺なしで、菜肉大饂飩湯。こちらは透明なあっさり味のスープに野菜を包んだワンタンがいっぱい入ってる。上に乗ってるのは海苔。メニューには「野菜入りジャンボワンタンスープ」とあって普通のワンタンスープより5元高かったのに、ワンタンの具は肉なし野菜100%。それなりにうまいけど、ちょっと期待はずれ、エビ入りにすれば良かった。

帰りがけに見ると入り口では饂飩を製作中。 老虎醤は一瓶60元(約180円)。

ワンタンについては、日本の雲呑よりも大きくて具もたくさん入ってそれなりに美味しいけど、この饂飩を食べるためにわざわざ行くというほどでもない。 しかし、芝麻醤+老虎醤の組合せは、また食べてみたいと思わせるものがある。特に、老虎醤は辛いだけでなく旨味もたっぷり、しかも安いので早速購入。


温州大餛飩 (台北市中山區南京東路一段58號)


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