キューバ旅行 準備編(3)

海外へ旅行する際に携帯するITガジェット類は、最近では渡航先でまずプリペイドSIMを買ってモバイル・ネットワークに常時接続の環境を作り、ルータ代わりのスマホをモバイル・バッテリーから電源供給しながら、街歩きしている間でも好きなときにインターネットにアクセスできるようにしている。これはヨーロッパや香港、台湾などインフラがしっかりしている国でも、チュニジア、カンボジア、ラオスなどのように少々心もとない国でも程度の差こそあれやっていることは同じ。

ところが、キューバのインターネット事情は遥かに遅れている。2016年5月現在、携帯電話の音声通話用SIMは売られているようだが、データ通信は存在していない。近年市内にWiFiスポットが作られてプリペイドのサービスを利用できるようになったが、それ以前はインターネット喫茶のようなところに設置されている旧型のPCを時間借りして遅いネットを使うしかなかったらしい。

良いニュースは昨年以来、WiFiスポットの整備が加速されつつあるようで料金も下がってきているらしいこと。そういう事情を踏まえて、今回持って行ったのは写真のようなもの。

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【ガジェット】(写真左上から右回りで)

1. ノートPC

キーボードが付いてWindowsが動くものはホテルでしっかり何かをやるときには便利なのでいつも持って行っている。かつてはもっと重いPCを持って行ったこともあるが、CPUパワーを使うようなことはしないので、サイズ、重さ、価格からHPのStream 11。ただし、このPCのストレージには全く容量に余裕がないので、撮影した写真データの保存用には使えない。

2. 7″ Android Tablet

まだ現役で使っているNexus 7 (2013 LTE)。IIJmioのSIMを入れて普段使いしているもの。WiFi経由でのインターネットアクセスは主にスマホを使ったので、このタブレットはオフラインでの地図データの参照や、日本でダウンロードしておいたPDFやWebサイトのデータの参照用。

3. 5″ Android Smart Phone

普段使いのスマートフォン、Zenfone 5。これにもIIJmioの音声+Data通信用SIMを入れている。旅行中はローミングの電波を掴まないよう常時Airplane Modeにして、必要に応じてWiFiをオンにする使い方。インターネット接続は主にこのスマホを使ったので、Facebookへのアップ用などカメラとしても使用。

4. デジカメ(サブ)

カメラと操作部が分離するCASIO EX-FR100。ウェアラブルカメラとしての実験用。普通のカメラとしても使えないことないのでいざというときにはサブとしての使用も想定していたが、その必要はなく、ウェアラブル専用で使用した。

5. デジカメ(メイン)

かつてはデジタル一眼と交換レンズを持って旅行したこともあったが、今回は重いのを持ち歩く元気なくコンパクト・デジカメ FUJIFILM XF1にした。このカメラ、レンズ部分を回転させて引き出すことで電源がオンになるというギミックが面白いが、その構造が災いしてか故障が多くて評判が悪かったモデル。過去に旅行中に故障して帰国後保証修理した実績あり。万一の時にはサブとスマホでなんとかすることを考えていたが、幸いトラブル無し。

6. Portable SSD

ノートPCのストレージに空きが無いので、撮影した写真データの保存用に購入。モデルはSanDiskのExtreme 500。容量は240GBなので十分。旅行中は、EX-FR100とXF1の毎日の撮影分をこのSSDにコピーするのが日課になった。

7. メモリーカード

デジカメのデータは毎日Portable SSDへ移しているのが、万一コピーができなくなった場合に備えた予備のメモリカード。EX-FR100はマイクロSDカードなので、Stream 11のSDカードスロットで読ませるためのアダプタも入れてある。

8. モバイル・バッテリー

もう2年くらい使っているANKERのAstro 3 12000MAh。新型が出ているが、特に不自由ないのでまだ現役。主な用途は街歩きに外出している時にテザリングでWiFiルータとして使用するスマホまたはタブレットへの電源供給だが、今回はその役目がないので、外出中のスマホのバッテリー補充用くらい。

9. USB充電器

これも2年以上使っているANKERの5ポート充電器。普段は家で使っているものを外して持ってきた。AC電源一つで5台充電できるので旅行には必須。新しいモデルが出ているので、自宅用と別に旅行用にもうひとつあっても良いくらい。

【ソフトウェア/アプリ】

1. DropBox

旅行に関する各種書類、飛行機やバスのeチケット、ホステルの予約確認メールなどはハードコピーで持参したが、いつもはバックアップをPDFでクラウドに置いておく。キューバのインターネット環境が良くないので、今回はオンラインではなくタブレットにダウンロードしておくようにした。オンライン・ストレージはOneDriveでもGoogle Driveでもローカルとシンクロさせてダウンロードすることができるが、同期が最新になっているかどうかわかりづらいところがある。一方、DropBoxはタブレット側から「オフラインファイル」と指定することができるので、出発前に必要なものをDropBoxへ放り込んで、タブレットへダウンロードしておいた。

2. Pocket

PocketはWebサイトのデータを予めダウンロードしておくことで、あとでインターネットに接続していないオフライン状況でも読むことができるサービス。
キューバの出版物での旅行情報は非常に少ないが、個人のサイト、ブログなどでは結構な量の情報がある。そういったWebサイトのうち、役に立ちそうなものを選んでPocketへ放り込んでおく。あとはタブレットのPocketアプリからそれらの情報が読めるかどうかを確認しておくだけ。

Webサイトの書式がすこしシンプルに変わっていたり、サイトの造りによっては一部が欠落してしまうようなこともあるが、概ね問題なくダウンロードできる。機内や宿泊先でも読めるので便利。

3. 地図アプリ(Google Maps)

いつもはGoogle Mapsを使って旅行先のMy Mapを作っておく。今回も同様に作ってみた。Google Mapsも機能がどんどん増えて、ピンの色分けもできるようになったので、観光ポイントやランドマーク、レストランなどのピンを立てて付帯情報も入力しておく。

MyMap

ただし、ネットワークが常時使えない環境では、地図情報がタブレットにキャッシュとして残っていればオフラインでもGPSを活用して地図として使えるが、ちょっとしたタイミングでキャッシュが消えてしまうと使えなくなってしまう。Google Mapsには地図情報を予めダウンロードしておいてオフラインで使う機能があるが、この機能を使える地域と使えない地域がある。キューバは日本と同様、オフラインでは使えない地域だった。

一応、印刷したものを持って行ったが、地図としての役割は次の「MapsMe」に譲ることになる。

4. 地図アプリ(MapsMe)

そこで、オフラインでも使える地図アプリを探して見つけたのがMapsMe。これをAndroidタブレットへインストールして、キューバの地図情報をダウンロードしておくことで、オフラインでも使えるようになる。

さらに良いことに、Google Mapsで作ったMy Mapの情報をKMZファイルへエクスポートし、それをMapsMeでインポートすることで、Google Mapsで作業した内容をMapsMeへ移すことができる。ピンの色は一色になってしまうが。

MapsMe

オフラインでもGPSの機能は生きているので、現在位置や目的地までの経路を確認するのに便利。また、バス移動の際には、もうすぐ川を渡るとか、海が見えてくるとか地形情報が分かる。さらに、MapsMeでダウンロードできるキューバの地図データには、ランドマーク、銀行、レストラン、バーなどの情報が意外とたくさん入っていて、Google Mapsよりも詳しくて位置情報も正確で役に立った。このアプリはお勧め。


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