わが家で3台目のエスプレッソマシン。
以前はビアレッティの直火式のものを使っていたが、電動のポンプ式の方が高圧で本格的なエスプレッソを淹れられること、またフォームドミルクを簡単に作ることができるのでエスプレッソマシンに転向した。
最初のマシンはビアレッティのモッコーナCF-41。これは入門用としては良かったが、スチームが弱くてフォームドミルクが作りにくかった。1年半ほど使用して、本体の取っ手状の部分が破損してリタイア。
2台目はデバイススタイルのTH-W020。既に生産終了になっているが、このモデルはこの価格帯としてはスチームが強力で良かった。このマシンも1年半ほど使用して、給水系が故障したので買い替え。
新しいマシンを検討するにあたって、考慮したのは以下の点。
- ランニングコストの面から、コーヒーは粉を使えること。ポッドやカプセルは使えなくて良い。
- 価格は20,000円以下。
候補として残ったのは、ボンマック エスプレッソメーカー BME-100とデロンギのエントリーモデル EC152J。価格はほぼ同じ、知名度は圧倒的にデロンギが高いが、ラインアップの最下位モデルだけに機能、見た目ともにイマイチな感じ。一方のボンマックは聞いたことのないブランドだが、調べてみるとラッキーコーヒーマシンという日本の業務用コーヒーマシンを作っているメーカの家庭向けブランドで、スペック、外観ともに悪くないので購入した。
BME-100の本体を正面から見たところ。操作部分は、正面右側に電源スイッチ、左側に抽出のStart/Stopボタン、スチーム切り替えボタンがあり、右側面にスチームノブとごく一般的なもの。
上部はちょうどカプチーノカップ2個を保温できるようになっている。
透明プラスチック製の水タンクは右側面から引き抜く。水はこのタンクからシリコンチューブで吸い上げられる方式。このチューブを持ち上げてタンクの出し入れをすることになるので、引き抜く時には注意しても少し水が溢れてしまう。タンクの底から給水する方式の方が取り扱いは簡単だが、チューブの中常にに水がたまった状態であることを考えると、このBME-100の方式の方が、使用後に余った水を捨てて、タンクとチューブを乾燥させることができるので衛生的ではないかと思う。
ステンレス製のスチームのノズルには、黒いプラスチックのスリーブが付いている。フォームドミルクを作ってみると、以前のデバイススタイルのマシンほどスチームは強くないが、逆に過熱してしまう心配がなく落ち着いて操作できるのが良い。
受け皿は金属のように見えるがプラスチック製。容量は小さいが必要十分。
付属するフィルターは1杯用と2杯用が各一個、フォルダーは2つ穴のものが一つ。フィルターの直径は約51mm。フォルダーにフィルターをセットする前に黒いプラスチック製のアダプターを装着する。このアダプターの役割が良く分からなかったので、試しに装着せずに抽出してみたが、フォルダーの2つの穴から出るコーヒーの量がアンバランスで2つのカップに均等に抽出できなかった。
2杯用フィルターにフレンチローストを細挽きにしたコーヒー13gを詰めたところ。
フォルダーを本体に装着したところ。フォルダーのカップの深さがけっこうあるので、受け皿との間隔はかなり狭い。
illyのカプチーノカップがぎりぎり収まる高さ。これくらいの方が、抽出時にコーヒーが周りに飛び散らなくてよい。
エスプレッソ用のカップなら十分余裕あり。
約30cc抽出。ヘーゼルナッツ色で厚みのあるクレマ、いい感じ。
まだ十分使い込んでおらず、コーヒーの挽き方、量、タンピングなどの組み合わせを試している最中だが、特に難しいことを考えなくても簡単においしいエスプレッソが抽出できる。実際に使ってみてコスト・パフォーマンスは非常に高いという実感。デバイススタイルのTH-W020が既に生産終了になっているようで後継製品も見当たらないので、10,000円前後の価格帯のエスプレッソマシンではベストと言ってよいのではないだろうか。
Gadget Mania 一覧
番号 | タイトル | マニア心刺激度 | 総合満足度 |
---|---|---|---|
1 | Ankar RoboVac 10 | ★★ | ★★★★ |
2 | ボンマック エスプレッソメーカー BME-100 | ★ | ★★★★★ |
3 | デロンギ コーン式 コーヒーグラインダー KG364J | ★★ | ★★★★ |
4 | エスプレッソ用タンパー | ★ | ★★★★ |
5 | コーヒードリッパー Kitclan ステンレスフィルター | ★★★ | ★★★★ |
6 | Google Home (1)、(2)、(3) | ★★★★★ | ★★★★★ |