今日はトリニダからハバナへの移動日。バスは8:15発なので、少し早めの朝ごはんをいただいてチェックアウト。
トリニダのViazulバスターミナル。ハバナ、シエンフエゴスともに冷房のきいた待合室があったのに、ここでは無し。2つある入り口は中でつながっていて冷房の無いチケットオフィス。あと、左側にもう一つ入り口があって、そこで荷物をチェックインする。
例によって、予約のeチケットでチェックインして搭乗券に替える。めずらしく、6A、6Bと揃った番号。指定席ではないので意味ないけど。
あとは出発まで待つだけ。バスターミナルには長距離バス以外にも普通の路線バスらしいのが出入りしているが、トラックのようで乗り心地悪そう。
ハバナまで、約5時間のバス旅行出発。
ルートは来た道を戻るので特に新味はない。シエンフエゴスの近くではマンゴー果樹園を通る。
農村部では馬車をよく見る。
昼食時の休憩場所。行きと比べるとパットしないところ。
店の脇ではフルーツや野菜を売っていた。バナナ、アボカド、みかん、唐辛子など、見たことのない丸いものもあり。
14時過ぎに定刻通りハバナのバスターミナルに到着。
向かいは動物園。
付け待ちしているタクシーと交渉。ハバナで2泊するカーサ・パルティクラルの近くのヴィエハ広場まで10CUC。
メータ類は動かず、天井の鉄板むき出し。しかし、目一杯飛ばす運転手。
ヴィエハ広場は車の進入禁止。周辺の道路も一方通行が多いので、大回りして広場の最寄りの角で降ろしてもらう。
キューバ最後の2泊はヴィエハ広場に面した、この建物にあるカーサ・パルティクラル、その名も「Hostal Plaza Vieja」を予約してある。事前にやり取りしていたメールでは、到着予定時刻をマネージャのダニエルに連絡してくれと電話番号を伝えてきていたが、携帯電話なんか持ってないので住所を調べて直接行ってみる。
ところが問題発生。建物の1階のドアのベルを押しても、誰も応答する気配がない。キューバで今まで泊まった3軒のカーサ・パルティクラルはいずれも家族経営で、自分の持ち家の部屋を客室として提供していたが、この建物は1階がレストランで2階以上がアパートになっているようで、どうも勝手が違う。
とりあえず、先に昼食を済ませて対策を考えようということで、向かいのレストラン「La Vitrola」へ。この店も最初のカーサ・パルティクラルのおじさんのお勧めの店。
アメリカとキューバは昨年にオバマ大統領がキューバを訪問して国交回復したが、それまでは経済制裁する側とされる側 という構図で決して友好国ではなかったはず。ところが、この店は「アメリカ大好き」 が溢れかえっているような店。壁には古き良きアメリカのポスターが並び、奥のテレビではアメリカの昔のニュース番組のビデオが流しっぱなし。その他、モトローラの時計、エマソンのテレビなどレトロなアメリカの電気製品があちこちに置いてある。
さらに、昼間っからライブあり。
キューバ風サンドイッチでランチ。このパンは配給所のパンではなくて特別に焼いたものらしくおいしい。
ここのコーヒーはスプーンの代わりにサトウキビが付いてくる。
食後のラム。Havana Club 7年。
カーサ・パルティクラルのマネージャに電話しないとチェックインできないので、テーブルの担当のホセに電話してくれるよう頼む。快く引き受けて連絡してくれる。ホセ親切。
しばらくして、連絡を受けたマネージャのダニエルが迎えに来てくれる。彼の案内でカーサ・パルティクラルへ。この建物の2階は、かつてはお金持ちの住まいだったところで、パティオを取り囲むように廊下がある。今は、幾つかの区画に分割されていて、そのうちの一つが宿泊するHostal Plaza Viejaということらしい。
このドアがカーサ・パルティクラルの入り口。鍵を探しているのがダニエル。マネージャなのに英語は片言。
この区画に客室が2つあって、我々の部屋はこれ。値段も少し高かったが、今回の旅行で一番広い部屋。
トイレとシャワー付き。
他の客室との共用部分はさらに広くて、キッチンとダイニングテーブル、ソファまである。
なんとか無事にチェックインできたので、一休みして街に出る。ヴィエハ広場というロケーションは便利。
メルカデレス通りを北に向かう。アマルグラ通りとの角にチョコレート博物館(Museo Del Chocolate)がある。
店内にはチョコレートを作る古い道具の展示、小さいけど近代的な製造設備、カフェなどがある。チョコレートも買えるが、暑くて溶けてしまいそうなので見るだけ。
アンボス・ムンドス前のWiFiスポットは今日も大盛況。ここでメールをチェックする。
先日、何度かコーヒーの飲みに来たが、満員だったり、閉店後だったりで入れなかったLa Luz。ここは奥はレストランだが、店頭は立ち飲みのカフェテリア。L字型のカウンターの奥の方がちょうど空いていたので入ってみる。
向こう側から順番に注文を聞いてくるので、「Dos cafe」。投げるようにソーサーとスプーンを並べた後に支払い。なんと、ここでも1杯1CUP(=約5円)。
そして、おもむろにエスプレッソマシンをセットすると、ここからが速い。同時4杯抽出の早業。
カウンターの向こう端から順番に、一連の動作であっという間にこっちの端まで抽出完了。
日本で飲むエスプレッソに比べると味はやや薄いが、値段を考えると文句なし。
コーヒーの後は、最初のハバナ滞在中にあまり行かなかったオビスポ通りの北側のエリアを歩く。まずは、2日目に行ったカテドラル広場から。
この広場からエンペドラド(Empedrado)通り沿いに少し行ったところにあるバー、ボデギータ(La Bodeguita Del Medio)へ行く。ここはヘミングウェイが「My mojito in La Bodeguita, My daiquiri in El Floridita」と言ったという店。フロリディータのダイキリは既に飲んだので、ここのモヒートで完結させようという狙い。
ところが、観光客の団体と、それを目当てに記念撮影などでチップをせしめようとしている人たちで店の前は混雑。
モヒートはこの店で生まれたという説があるくらいなので一杯飲んでみたかったが、騒がしくて落ち着かないので店内をちょっと見ただけで退散。
隣の帽子屋のディスプレイ。 この通りは土産物屋も多いので、ひやかしながら西へと向かう。
旧バカルディのビル。キューバ革命でバカルディは撤退したので今はオフィスビルになっている。
宿で一休みした後に、夕食に出かける。そんなにお腹も空いていないので、オビスポ通り沿い、アルマス広場(Plaza de Armas)のレストランLa Minaへ行ってみる。
時間が遅かったせいか客は少ない。
軽い食事をしようと思ったが、メニューの大半が今日はもう終わったとかでオーダーできず。そう言いながらコースメニューはあるというのはなんかおかしい。とりあえず、シュリンプのサラダにする。茹で過ぎて味が抜けてしまったようなエビでおいしくない。
バンドは1曲演奏したら、チップを集めてどっかへ行ってしまう。このレストランはいちおう大抵のガイドブックに乗っている老舗なのに残念。
気を取り直して夜の街を散歩。ライブ演奏をやってる店が多いので、所々で立ち止まってただ聴き。
アンボス・ムンドスのロビーは、サルサではなくピアノの演奏。
この店はいつもフラメンコを演っている。
ヴィエハ広場のこの店は、珍しくビッグ・バンドでサルサをやっている。
ランチを食べた宿の前のLa Vitrola。夕食もここにしておけば良かったと後悔。
宿に戻ってバルコニーから向かいの音楽を聴きながらのビール。
キューバ旅行 Day 7終了。
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