ルイ・アームストロング・パーク
フレンチクォーターの湖側、北西端のノース・ランバート・ストリートを超えた先にある公園。歩いて行けるが、フレンチクォーターも北の方は商店がなく普通の住宅地。この日は午前中だったが車の通行も少なく、歩いている人もあまり見かけなかった。暗いときには歩きたくないところ。
ノース・ランバート・ストリートは中央分離帯のある大きな通り。写真はセント・フィリップ・ストリートとの交差点。左がフレンチクォーター側。
ルイ・アームストロング・パークの入り口。
入ったところにセカンドラインの銅像。トランペット、トロンボーン、サックス、チューバと街中で見かけたバンドと同じような構成。
雨上がり後の朝だったので、数人散歩している人が居ただけで人気は少ない。緑が多くて静か。
コンゴ・スクエア
ルイ・アームストロング・パークに向かって左側に隣接する広場。かつて奴隷だった黒人が集まる社交場の広場だったところで、ジャズが誕生した場所とも言われている。
この日はイベントが行われるようで、テントの設営や太鼓の練習が行われていた。
セントルイス・セメタリー No. 1
セントルイス・セメタリーは2ヶ所あって、コンゴ・スクエアから2ブロック離れたところにあるのがNo.1。もう一つのNo.2はそこから更に北へ3ブロック行った所。No.1へ向かっていくと、塀に囲まれた墓地が見えてくる。
入り口があって入ろうとすると、ツアーに申し込まないと入れないとのこと。死の町ニューオーリンズは墓場までも商売にするのか。
わざわざツアーに参加するのもなぁということで中にはいるのを断念。塀の外側から見えるところだけを見る。ニューオーリンズは低湿地で土葬に向かなかったので地上部分に小さな家のような墓を作ってその中に埋葬したという話。なのでどういうものか興味はあったが、塀越しで我慢。
近くの道端にあったユーティリティBox。ジャズのミュージシャンのペインティングが施されている。
セント・チャールズ・ストリートカー沿線
カロンテレット・ストリートとカナル・ストリートとの交差点が出発点。ストリートカーに乗ろうとする観光客でごった返すが、この日は朝早めだったので混雑なし。この路線は世界一古い路面電車で車両は緑色の古いタイプ。出発したあとカナル・ストリートを1区画南下し、右折してセント・チャールズ・アヴェニューへ入る。
乗車は前から。運転手は女性だった。座席は木製で「欲望という名の電車(A Streetcar Named Desire)」を思わせる、「Desire」の路線はもうないが。降りるときは窓のところに張られてるワイヤーを引いて運転手に知らせる。
乗車時に24時間乗り放題のDay Pass、$3を買う。代金を渡そうとすると乗車口にある券売機に入れろというので$3入れて発券してもらう。お釣りが出るかどうか分からないので1ドル紙幣で$3を用意しておいた方が良さそう。このチケットで市内の別路線にも乗れる。
セント・チャールズ・アヴェニューに入って最初のうちはビジネス街を走る。暫く行くとリー・サークルのランナバウトがある。元々この塔の上には南軍のりー将軍の像があったが、撤去されていた。撤去は今年5月に行われたらしい。
さらに進んで高速を越えると周囲は住宅地になっていく。ストリートカーの軌道には自動車が入れず、適当に草が生えて緑地の中央分離帯のようになっているので土曜の朝のジョギングを楽しむ人が多い。
この通り沿いは高級住宅地らしく、コロニアル風の豪華な家もあり。個人宅かどうか分からないが・・・
30分ほどで左手に大きな公園オーデュボン・パークが見えてくる。
通りの反対側は、テューレン大学のキャンパスに入ってみる。この大学はアメリカ全国でトップ50に入る名門私立大学。土曜の朝で広々としたキャンパスに学生の姿は見えない。
木の上にリスを発見。
テューレン大学に隣接して、もう一つロヨラ大学があった。こちらはイエズス会系の私立大学。
やがて電車はセント・チャールズ・アヴェニューの終点に達し、ここでサウス・キャロルトン・アベニューへと右折する。
サウス・キャロルトン・アベニューは街路樹が大きく茂って早朝は爽快。
ハロウィン用のかぼちゃを大量に日干ししているところがあった。
ストリートカーから撮った動画は以下をご覧ください。
オーデュボン公園付近
セント・チャールズ・アヴェニューからサウス・キャロルトン・アヴェニュー方面
キャナル・ストリートカー沿線
1日乗り放題チケットがあるのでキャナルストリートの路線でシティ・パークまで行ってみる。停留所はすぐに見つかるし、場所をGoogleマップで調べることもできる。
北方向へ行くストリートカーの行き先は2つしかない。シティ・パークへ行くので48番に乗る。
座席は木製。しかし、セント・チャールズ・アヴェニューの緑色の車両よりも一回り大きくずっと新しい。
フレンチクォーターからミッドシティ方向へ進む。大きな総合病院を過ぎて住宅地へと進んでいく。
ミッドシティの住宅地はなんとなく殺伐とした感じで景色としても映えない。
カナル・ストリートからノース・キャロルトン・アベニューへと曲がるところ。
ノース・キャロルトン・アベニューを進み、シティ・パークへと近づくに連れ瀟洒な住宅地になっていく。セント・チャールズ・アヴェニューほどの豪邸はないが・・・。車内から撮った動画はこちら。
シティ・パークの入り口がストリートカーの終点。
シティ・パークは広すぎてとても回れないので「Morning Call」というカフェで名物のベニエを食べて、Museum of Artの建物だけ見て帰途につく。
敷地内に線路があるので何かと思ったら、観光用の小さな機関車が走っていた。
帰り道、あと少しでフレンチクォーターというところで突然停車。動かないので車両故障かと思ったら、前後の車両すべて止まっている様子。どうやら電力系の問題らしい。運転手から代替のバスが来るというアナウンスがあったが、皆降りて軌道内をあるき始める。
ここにもアートペイント済のボックスあり。
フレンチメン・ストリート
この通りは、ミシシッピ川河畔からポンチャートレーン湖近くまで南北に7~8kmもある長い通り。しかし、旅行者や音楽好きにとって興味あるのはフレンチクォーターに隣接した2ブロック、150mくらいの区間。ここに名の知れたライブハウス、レストラン、バーが集中している。ホテルからそこそこ離れていて、かつ夜の行き帰りのルートが心配だったので、ニューオーリンズ到着翌日の日中に下調べに行ってみた。
夜の街なので昼間は眠っているようなもの。
フレンチクォーター側から行くと、通りの入口にあたる場所に「Louisiana Music Factory」というレコードショップがあった。
CDだけでなくレコードも揃えているマニア向けの店。レコードの復権は世界的な流れか?
そして、夜に来てみると雰囲気は一変していた。
音楽を演っている店の前には人だかり。
夜遅くまで大賑わい。