台湾旅行で便利だったもの – 台湾プリペイドSIM事情

事前に調べていた台湾の3G通信に関する情報は、

  • キャリアは「中華電信(Chungha Telecom)」、「遠傳電信(FarEasTone)」、「台湾大哥大(Taiwan Mobile)」の3社で市場のほぼ全てを占める。
  • 各社の市場占有率は、中華電信 42%、遠傳電信 28%、台湾大哥大 28%。
  • 3社が提供するサービス、通信プランは横並びでほぼ同じ。
  • 桃園、松山空港にサービスカウンターがある。

というところ。 どの会社を選ぶかは、最王手の中華電信が無難なように思えるが、もしかすると2位を争う他の2社の方が積極的なビジネス展開をやっているかもしれないし、事前には窺い知れない。 一方で、どこを選んでも大きな違いはなさそうにも思えるので、当日、現地で「てきとー」に選ぶこととする。

桃園空港に到着して入国、カスタムの出口を右のほうへ行ったところに3社のカウンターを発見。

各社のWebサイトには従量制のメニューなども載っているが、カウンターの後ろのパネルに掲示されているデータ通信無制限の日数と含まれる通話料との組み合わせのプランから選ぶことにする。

さて、どの通信会社を選ぶかだが、中華電信と台湾大哥大は全く同じプラン設定、遠傳電信は内容をやや変えたりして安めのプランを作っている。 しばらく客の様子を見ていると、客が多いのは台湾大哥大、次に遠傳電信、中華電信には誰も行かなかった。 分からない時は、多数派に従えということで台湾大哥大に決定。

SIMロックフリーのAndroid携帯を持って台湾大哥大のカウンターへ行く。この端末は何年か前に香港で買ったものでAndroidバージョンは2.3.6。 元々モバイル・ルーターとして使う目的だったので、画面が小さいとかCPUパワーが弱いとかはどうでもよく、テザリングさえできればよいというもの。使えるSIMは標準サイズ。

カウンターでの対応はシンプルで、聞かれたのは、

  • 何日使うか? → 5日と回答
  • 通話は必要か? → 不要と回答
  • SIMロックフリーの端末を持ってるか? → 端末を渡す

のみ。即座に5日間データ通信使い放題+音声通話50元分を含んで300元のプランを提示され、OK。 ちなみにこの5日間は足掛け日数5日ではなく、24✕5=120時間。購入にはパスポートが必要となる。

APNの設定を確認しようとすると、さっさとSIMを端末に差し込んで、設定もせずにテストしてみろと返される。 電源投入してブラウザを立ち上げ、接続していることを確認しする。

あとは英語と中国語で書かれた取説とSIMを抜いたカードを受け取って終了。

念のため、自動設定されていたAPNの設定内容は以下の通り、

  • Name: TWN Internet
  • APN: internet
  • Username: (not set)
  • Password: (not set)
  • MCC: 466
  • MNC: 97
  • APN Type: internet

これで5泊6日の台湾滞在中はインターネットに常時接続できる環境が整った。
この後、台湾を一周したが、台南以南で列車が山間を通過するときなど、一部繋がりにくい地域があったくらいで概ね接続は良好。 旅行を通じて非常に役に立った。


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