今日の映画 – アメリカン・ハッスル(American Hustle)

今年8本目にしてやっとアメリカ映画らしい映画。 冒頭でいきなりクリスチャン・ベイルのみすぼらしい禿頭と醜くでっぷりと太った腹に仰天する。 「え~、これバットマンとおんなじ人? ターミネーター4のジョン・コナーと別人やろ」って感じ。

アメリカン・ハッスル

映画はFBIのおとり捜査で何人もの政治家が逮捕されたという「アブスキャム事件という」を下敷きにしたストーリー。前半は詐欺カップルの生い立ちや過去の説明的な描写が続いて、うーんという感じやったけど、後半は独特のユーモアを交えながらテンポが良くなって引きこまれていく。

監督は「世界にひとつのプレイブック」のプレイブックのデヴィッド・O・ラッセルなんで、出演者も「世界に…」からブラッドレイ・クーパーとジェニファー・ローレンスを連れてきて、前述のクリスチャン・ベイル、エイミー・アダムス、ジェレミー・レナーを加えた5人の主要登場人物がそれぞれの個性を発揮している。それにロバート・デ・ニーロがゲスト出演していて俳優陣は豪華。

その中でも特筆すべきは、体型を変えて熱演していたクリスチャン・ベイルと、天然のジェニファー・ローレンス。この2人を観に行くだけでも値打ちあり。

ジェニファー・ローレンスは「世界に…」でアカデミー主演女優賞を獲ったときのは、正直ちょっと評価甘すぎちゃうと思ったけど、いやいや、ぶっ飛んでました。


Trailer


2014年に観た映画一覧

番号 邦題 原題 監督 評価
1 ブランカニエベス Blancanieves Pablo Berger 4
2 フォンターナ広場 イタリアの陰謀 Romanzo di una strage Marco Tullio Giordana 3
3 鑑定士と顔のない依頼人 The Best Offer Giuseppe Tornatore 3
4 オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ Only Lovers Left Alive Jim Jarmusch 4
5 さよなら、アドルフ Lore Cate Shortland 3
6 ROOM237 Room 237 Rodney Ascher 2
7 エレニの帰郷 The Dust of Time Theo Angelopoulos 4
8 アメリカン・ハッスル American Hustle David O. Russell 3.5
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