今日の映画 – おかえり、ブルゴーニュへ(Ce qui nous lie)

Ce qui nous lie

映画レビュー

ブルゴーニュのワイナリーを舞台にした3人兄弟を主人公にした話。10年ぶりに戻ってきた長男はかつて父親と不仲で家を飛び出して放浪。今はオーストラリアでワインを造っているがパートナーとの関係が微妙。ワイン造りの能力はありそう。妹は父親を手伝っていたので味覚や感性に優れているが、造るための判断にまだ自信が持てていない。弟は、別のワイナリーの娘と結婚している。兄や姉の能力を持ち合わせていないが優しい性格。

父親が亡くなって3人が遺産相続するが、多額の相続税を払えない。ぶどう畑を部分的に売るか、ドメーヌ全て手放すかといった問題に直面し、それぞれの考えや立場の違いでいろいろあるところに、ぶどう摘みの労働者や、弟の妻の両親、オーストラリアから来た長男の家族などが絡んでくる。

ぶどうの糖度を見ながら収穫のタイミングを決めたり、収穫時期の天気の判断、季節労働者への仕事の指示など、ワイナリーならではの仕事の一部を垣間見れるところは面白い。中には、「除梗率」とかよく分からない言葉も出てくるが。

物語のかなりの部分がワイナリーという舞台設定に依存するもので、それがこの映画の特色でもある。反面、それを除いてしまうと、特に目新しくもない平凡な家族の人間ドラマになってしまう。気楽に観るには悪くないが・・・

相続税の問題は、長男がオーストラリアのワイナリーに持っているワインのストックを売って捻出することで万事解決となるが、10年間で新しい土地でぶどう作りから始めて値打ちのあるワインを造るの無理ちゃう?

予告編

2018年に観た映画

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