シチリア旅行 – Day 02

イスタンブールで乗り継ぎ

ロシア上空を通ってイスタンブールに到着。東京との時差は6時間。

アタチュルク空港

新空港が完成しているので、今回が最後の訪問になると思われるアタチュルク空港。就航先の数が世界最大というターキッシュ・エアラインズのハブ空港なので大きいがさすがに古さを感じさせる

アタチュルク空港

カターニアへのプライドを待つ間、ラウンジで朝ごはん。5時過ぎには空いていたが、6時半には満員。

ラウンジ

このラウンジへ来るのも今回の旅行が最後になるはず。

ラウンジ内部

イスタンブールからカターニアへ

イスタンブールからカターニアまでの飛行時間は約2時間半、時差は2時間。機材はA319、乗車率半分くらい。個別のテレビは無くて良いが充電用アウトレットが欲しかった。

A319

離陸後上昇中に撮ったイスタンブールの空港周辺の町並み。

イスタンブール

短いフライトなのに朝ごはんが出てくるが食欲なし。自家製レモネードがおいしい。

あさごはん

数週間前にもカターニアの近くのエトナ山が噴火して空港の離着陸が制限されたことがあったが、幸いその後は沈静化しているようで定刻通り到着。

エトナ山

こじんまりした空港、入国審査のゲートは3つだけ。

入国審査

カターニア空港のトイレの手洗いの蛇口。手を近づけると水が出るのは予想の範囲。その後、手を左右にもっていくと、水平な枝の部分から強力な温風が出てきて手が乾くというもの。メーカーはダイソンだった。

トイレの手洗い

モバイルルータにはvodafone IE のSIM。残高はあるのに、イスタンブールのラウンジのWiFiでプランを購入してアクティベイトしておくのを忘れた。カターニア空港でFree WiFiを探してプランを購入し事なきを得る。5GBを2人で2週間は足りるか足りないか微妙なところ。宿泊先のWiFi次第。

パレルモへバスで移動

パレルモへはSAISのバスで行く。事前に10:10発のチケットを日本で購入してあるが、チケットブースで1時間繰り上げた便に変更してもらう。

SAIS

パレルモ行きの時刻表

時刻表

キャリーケースを床下のトランクに積むのは乗客が自分でやる。座席も指定ではないので満員だと乗れない。始発が空港ではなくカターニア駅なので心配したが、なんとか座席を確保。2月でこれだとハイシーズンだと厳しいかも。

カターニアからパレルモまでは自動車専用道路が整備されている。バスは約2時間半休憩なしで走り続ける。

高速道路

パレルモに到着。

パレルモバスターミナル

バスターミナルは鉄道の駅に隣接している。駅を通り抜けて旧市街方面へ向かう。駅周辺は治安があまり良くないという情報もあったが特に不安なし。

パレルモ駅

駅の正面から駅前ロータリー方向を見た景色。

駅前風景

メイン通りのローマ通りを北上し、ヴィットロ・エマニエル通りで左折。

ローマ通り

クアトロ・カンティ。ホテルはここからすぐ近く。

クアトロ・カンティ

Eurostars Centrale Palace

このホテルは元々はお屋敷だったところを改造したもの。ロビーなどの造りが立派。部屋は広くはないが清潔。空調の音が少し気になる以外は快適。クアトロ・カンティから歩いて1分という最高のロケーションなのに、オフシーズンのためなのか1泊55ユーロと格安。このホテルに2泊する予定。

ロビー

部屋の中。

部屋の写真

パレルモ市内観光とランチ

荷ほどきもほどほどに、ランチに出かける。目指すレストランはマッシモ劇場の近く。

マッシモ劇場

19世紀に造られた新古典主義様式の建物。

マッシモ劇場

この劇場正面の階段は、「ゴッドファーザー Part III」のラストシーンでソフィア・コッポラが撃たれた場所。内部の見学もできるらしいが、外から見るだけ。

階段

Antica Focacceria Del Massimo – Da Basile

マッシモ劇場正面の路地を入ったところにある店。地元の人土地で混んでいた。

レストラン

ここは先払いで、アンティパスト6種で5ユーロ、ワインは2杯分くらいの小さなカラフェが2ユーロ。アンティパストの種類が多く、安くておいしい。店に入って左側にカウンターがあって、そこで食券を買う。それを右側の売り場で渡して、あとはガラスケースの中のアンティパストを指さして注文する。

店内風景

店内は奥にバースペースがあるようだったが客で混んでいる。店の前にはテーブルがいくつかあってここで食事できる。

ランチ

ポリテアーマ劇場

凱旋門のようなファサードの上にブロンズの像が並ぶ。ここも外から見るだけ。

劇場正面

銀行ATM

銀行のATMで手持ちの現金を補充。イタリアは両替の手数料が高いということだったので、今回の旅行では全てATMを利用。年のために日本円を多少持っていったが使わなかった。

銀行

シチリア州立考古学博物館

建物の半分は外側を改装中。この日は閉まっていたので、ここも外から見るだけ。

州立考古学博物館

サンタチータのロザリオ祈祷堂

場所が分からず小さな中庭に迷い込む。さらっと見て帰ったが、あとで地図を見るとこの一角の東側が教会の正面入口で、そこに到達するまえに南側の入り口のようなところから入ってしまったらしい。この祈祷堂は壁の彫刻が見事なので見逃して残念。

サンタチータのロザリオ祈祷堂

海岸沿いの道へ出ようとして歩いていたら、人気のない一角へ迷い込んだ。落書きも多いし、夜は歩きたくないところ。足早に歩いて人通りのあるほうへ向かった。

人気のない道

ガリバルディ庭園

庭園というより普通の公園。ここからヴィットロ・エマニエル通りを西へと進んでクアトロ・カンティへ向かう。

ガリバルディ庭園

イランの陶磁器の店

ヴィットリオ・エマニュエル通りを歩いていて陶磁器の店があったので冷やかす。店主はイランの人で店の商品もイランから輸入したもの。魚柄のボウルや皿が気になったが旅行が始まったばかりで荷物を増やしたくないし、ここはイランではなくイタリア。小さなアクセサリーを買って店を後にする。

イラン雑貨の店

この店の犬。最初は吠えていたが買い物するとなついてきた。

店のいぬ

クアトロ・カンティ

宿の近くまで戻ってきた。ここはメインの2つの通りの交差点で観光客で人通りが多い。

クアトロ・カンティ

プレトリア広場

クアトロ・カンティから南へすこし下ったところにある広場。中央は作に囲まれていて入れないが彫像が立ち並ぶ。

プレトリア広場

サン・カタルド教会

広場の南側に教会が二つあり、いずれもユネスコの世界遺産。まず最初に目につくのが赤い3つのドームが特徴的なサン・カタルド教会。

サン・カタルド教会

入場料€2.5を払って入ってみる。中はそんなに広くない。床はモザイク張りになっているが、柱や天井は石材そのままで素朴な造り。

教会内部

3つの屋上のドームを下から見たところ。シンプルというか構造物に特に手を加えていない。明り取りからの光の効果で見た目は変わるが素朴。

天井

マルトラーナ教会

隣のマルトラーナ教会は鐘楼のある小さな教会。

マルトラーナ教会

外観はいたってシンプルだったので、たいして期待せずに入場料€2を払って入ったらびっくり。

教会内部

天井のモザイクの素晴らしさに感嘆。

天井のモザイク

ジェズ教会

今日の最後の訪問場所はジェズ教会。先の二つの教会からはローマ通りを超えて西側のエリアにある。サイズは先の二つより大きいが、外観はどちらかというと地味。

ところが一旦教会の中へ入ってみると豪華絢爛、贅を尽くして作った内装。写真撮影が許されていないのが残念だが、柱から天井に至るまで大理石や色付きの石材のレリーフで埋め尽くされているのは圧巻。

ジェズ教会

カンノーロを食べて一休み

シチリアのお菓子といえばカンノーロ。小麦粉の生地を丸く筒状にして揚げたものに、リコッタチーズのクリームを詰めたお菓子。ローマ通り沿いに専門店があったので行ってみた。

カンノーロの店

注文するとその場で作ってくれる。

カンノーロを作るところ

手前が伝統的なクラシック、奥はピスタチオ味。サイズはグランデで1つ2.5€。2軒隣の店はグランデ€1、ピッコロ€0.5だったので値段は高め。食べてみるとボリュームはあるが、甘さは控えめで食べられる。

できあがり

コーヒーが欲しかったが、この店になかったので、カンノーロを食べた後、近くのバールでエスプレッソを立ち飲み。デミタスカップの底の1cmのドロッとしたコーヒーに砂糖を入れて一口で飲む。日本のコーヒーチェーンで出てくるエスプレッソとは別の飲み物。

エスプレッソ

Bisso Bistrotで夕食

宿でしばらく休んで、夕食に出かける。今日はかなり歩いて疲れたのでホテルから歩いて1分、クアトロ・カンティの交差点にある「Bisso Bistrot」へ行ってみた。平日の20時前なのに混んでいる。

前菜はひよこ豆のフリット。イスラムの影響を感じさせる食べ物。

ひよこ豆のフリット

シーフードのフリット。具は、イカ、エビ、魚。日本で食べるフリットのように衣がボテッとならず、デュラムセモリナの薄い衣でカラッと揚がっていたおいしい。

フリット

ソーセージと豆の煮もの。豆は金時豆のようだった。これは、まあ想像できる味。

そーせじーとまめ

あとはワイン。

ワイン

人気店のようで、帰るころには店の前に行列ができていた。

待ち行列

パレルモは見どころが多いが主要な観光スポットが街の中心に集中している。今日は午後半日だったが効率よく街歩きができた。

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