ナショナル・シアター・ライブ – フランケンシュタイン

六本木ヒルズでライブビューイング初体験。 舞台の映像を映画館で観るというのは、生の舞台のコピーを観るような気がして今まで敢えてみようとは思わなかった。 今回は、ベネディクト・カンバーバッチが出ているということで、行ってみた。

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イギリスのロイヤル・ナショナル・シアターは舞台を映像化して世界各地で上映する「ナショナル・シアター・ライヴ」に力を入れているようで、この作品もそのひとつ。

キャストはベネディクト・カンバーバッチとジョニー・リー・ミラーのダブル主演。題材はフランケンシュタインで、主要登場人物はフランケンシュタイン博士と博士が創りだす怪物の2人。ダブル主演というのは、上記の2人が博士と怪物とそれぞれを演じる2バージョンがあるという面白い試み。そして2人ともこの舞台でローレンス・オリヴィエ賞を獲得している。今回観たのは、カンバーバッチが博士で、ジョニー・ミラーが怪物というバージョン。

フランケンシュタインの元の小説を読んだことはなかったけど、観た後でストーリーを調べたら原作に割と忠実に舞台化していたことが分かった、ラストがちょっと違うけど。

怪物がその容貌のために迫害された時に、たまたま訪れた盲目の老人に親切にされるところは、映画「ヤング・フランケンシュタイン」でもジーン・ハックマンが老人役で短いエピソードとして入っていたのでおそらく原作にもあったものと想像。

映像は舞台を撮影してものやけど、カメラを固定せずに上方からのアングルとか、劇場では見ることができないような角度での映像がふんだんにあって、期待した以上に良かった。舞台装置も奈落からの上げ下げや回転など斬新で洗練されている。

ベネディクト・カンバーバッチはドラマのシャーロック・ホームズのイメージがあるので、マッド・サイエンティストは板についたもので違和感なし。

もう一人の主演のジョニー・リー・ミラーはつぎはぎだらけのメイクをしてはいるものの、体格は普通の人。引き締まった体は映画での怪物のごついイメージとは相当ちがう。しかし、ダイナミックな動きと感情丸出しの台詞回しでカンバーバッチよりも存在感あった。 面白かったのは、しばしば踵を浮かせた前のめりの姿勢を取ることがあって、体格は違うものの、伝統的な怪物の動きを取り入れてるのかなと思った。

ジョニー・リー・ミラーを見るのは今回が初めてやけど、後で分かったのは、「エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY」というアメリカのテレビドラマでシャーロック・ホームズ役をやっているということ。ダブル主演の二人共が別のドラマでシャーロック・ホームズを演っていたというのは偶然にしても面白い。

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