今日の映画 – ありがとう、トニ・エルドマン(Toni Erdmann)

ありがとう、トニ・エルドマンのポスター

映画レビュー

ドイツとオーストリア合作、長尺162分の映画。ドイツでは大ヒットしたらしいが、コメディなのかヒューマンドラマなのかよう分からん映画。それでいてかなりシュールではある。

ドイツ人父娘の話で、飼い犬が死んだのをきっかけにルーマニアのブカレストで仕事をしている娘のところに押しかけてちょっかい出すという筋。

娘のイネス(サンドラ・フラー)はコンサルタント会社の中間管理職で上海転勤を望んでいて上昇志向はありそう。上司と部下に挟まれつつ、自分のキャリアのために実績をあげようとしているが、プレッシャーが掛かる環境で微妙なところで失敗してしまう残念なタイプ。

そこに乱入してきた父親はジョークのために生きているような変な親父。プレッシャーに押しつぶされそうな娘をリラックスさせてやろうとしているのかもしれないが、返って仕事の邪魔をしているだけのようにしか見えない。

映画の前半は娘の仕事のシーンや乱入親父が巻き起こす騒動などが続くが、ダラダラと長くて疲れるし、娘にストーカーのようにつきまとう親父に辟易する。この親父、変なかつらをかぶるだけでなく、入れ歯を嵌めたり外したりするところが生理的に気持ち悪くて気分が入っていかない。

後半は、ただでさえプレッシャーで潰れかかっていた娘が壊れ始めるのが見もの。この映画はR14指定になっていたと思うが、それでもこれはなぁと思うとこもあるし、会社の同僚たちを招待する誕生会をいきなりネイキッド・パーティに変えてしまうくだりなんか変に笑える。ここにも親父が意味不明の毛皮の着包みで乱入してくるけど。

というわけで、あまり好きなタイプの映画ではなかった。そのなかで唯一好きなのは、親父がパーティで知り合ったおばさんのパーティに身分を詐称して乱入して、仕方なしに付いてきた娘が父親の伴奏でホイットニー・ヒューストンの「Greatest Love of All」を熱唱するところ。

よう分からん映画でした。

予告編

2017年に観た映画

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