今日の映画 – マグニフィセント・セブン(The Magnificent Seven)

The Magnificent Seven

映画レビュー

言わずと知れた、黒澤明の「七人の侍」(1954年)にヒントを得て作られたジョン・スタージェスの西部劇「荒野の七人」(1960年)のリメイク。「荒野の七人」の原題は「The Magnificent Seven」だったので同じタイトルでの再映画化。

悪党一味に牛耳られている一般人に雇われた一癖も二癖もある凄腕の7人が何人かの戦死者をだしながらも悪党をやっつけるという大きな話の流れは変わらない。しかし、50年以上経ってのリメイクなので、リーダはデンゼル・ワシントン、メンバーにイ・ビョンホンやその他メキシコ人、ネイティブアメリカンまで加わって人種ミックスになっているし、細部や7人のキャラクターも変わっている。一番印象の違うのは、志村喬やユル・ブリンナーが強力なリーダシップでチームをまとめていたのに、デンゼル・ワシントンは放任主義というか他のメンバーに好きにさせているというか、なんか緩い繋がりなこと。これも今風ということか?

その代わり、「荒野の七人」でスティーブ・マックィーンが演っていた役相当のクリス・プラットがちょこまか動いたりしてそれでまとまっているような面もある。最後は自ら犠牲となって敵のガトリング砲を始末するなどの見せ場もあってデンゼルを半分くらい食ってた。

一方、イーサン・ホークはイマイチ期待はずれ。元はライフルの名手だったのがPTSDで撃てなくなったという役柄、これは「荒野の七人」でロバート・ヴォーンが演っていた役に近いが、存在感あんまりなし。

オリジナルの「荒野の七人」は西部劇としては必ずしも評価は高くなかったが、オールスターキャストで人気を取るということでは成功した映画。7人の顔ぶれをみても、ユル・ブリンナー、スティーブ・マックイーン、ホルスト・ブッフホルツ、チャールズ・ブロンソン、ジェームズ・コバーン、ブラッド・デクスター、ロバート・ヴォーンという面々。これに比べると、今回のキャスティングは分が悪い。

音楽は、なんとなく「荒野の七人」を連想させるような曲だったが、エンドロールではエルマー・バーンスタイン作曲のオリジナル主題曲がちょっと流れて懐かしい。リメイクはオリジナルを超えられないのが常とはいえ、アクション物としては楽しめる。

Trailer

2017年に観た映画

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