今日の映画 – エリック・クラプトン 12小節の人生(Eric Clapton: Life in 12 Bars)

Eric Clapton - Life in 12 Bars

映画レビュー

エリック・クラプトンのドキュメンタリー映画。映画の途中で時々過去にフラッシュバックすることはあるが、概ね少年時代から現在までの時系列で映像が流れる。特に、祖父母に育てられ、クラプトンを見捨てた母親との関係は改善しなかったというようなことはこの映画で初めて知った。映画を通して音声はナレーションではなく、パティ・ボイドを含む関係者のインタビューや本人の声を使っているのでリアル感あり。

前半の幼少期から音楽の道へと進んで、ヤードバーズ、クリームあたりまでは自らのブルースを追求する音楽ドキュメンタリー映画という印象。ところが後半はジョージ・ハリソンの奥さんだったパティ・ボイドへの横恋慕あたりから、ドラッグ中毒、アルコール依存症などなど、どろどろとした人間模様のドキュメンタリーへ様変わりする。

映画に挿入されるB.B.キング、ジョージ・ハリスン、ジミ・ヘンドリックス、ロジャー・ウォーターズ、ボブ・ディラン、ザ・ローリング・ストーンズ、ザ・ビートルズなどのアーカイブ映像もあって楽しめる。が、クラプトン自身の音楽の変遷について本人の言葉で何かもう一つ欲しかった。

ジミ・ヘンドリックスを始めとする同じ時代に活躍した才能あるミュージシャンの多くがドラッグで亡くなっているのに、クラプトンがドラッグとアルコールにやられずに生き延びたことが奇跡的に見えてくる。おかげで、おっさんになったクラプトンを観ることができる訳だが、生き延びる秘訣は、人並み外れた解毒能力の高い肝臓なんだろうか?

予告編

2018年に観た映画

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