今日の映画 – デッドプール2(Deadpool 2)

Deadpool 2

映画レビュー

マーベルのヒーロー物なのにR指定だった前作に引き続きR指定となった続編。しかもR指定映画で過去最高の売上記録を持っていた「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」の記録を1日で更新したという。ということはR指定映画は作ってももうからんということか。

前作と同じく、他の映画の引用やパロディ満載。オープニングはローガンことウルヴァリンが串刺しになって死んだフィギュア付きのオルゴールのシーン。オルゴールの曲がエア・サプライの「All Out of Love」。この曲の歌詞は失った恋人のことを未練がましくうだうだ言うような内容で、それをウルヴァリンに捧げていると思えば可笑しい。ウルヴァリンはデッドプールと同じく驚異的な治癒力で不死身に近いが最後は死んでしまうミュータント。死ねないデッドプールが死にたいと思い、行動することがこの映画のテーマかもしれない。

始まって少し経ってから挿入されるオープニング・クレジットは意味のないスタッフの名前が入っているが背景の画像は007シリーズのパロディ、しかもその中にはフラッシュダンスのポーズが含まれている。未来からタイムトラベルしてくるケーブルはターミネーターのパロディ。あと、カメオ出演ではブラッド・ピットとマット・デイモンが出ている。ブラピの顔が見えるのは一瞬、デイモンはメイクしているので見ても分からない。いずれもネタバレ情報を事前に見ておかないと見逃してしまう。

前作より制作予算が増えたのか、キャストは前作よりグレードアップしていて。ケーブル役のジョシュ・ブローリンやドミノ役のザジー・ビーツを使っている。この二人のキャスティングは成功していると思う。ジェフ・ブローリンが訳あって未来からタイムトラベルしてきた人というのは言うまでもなくターミネーター。この二人はたぶん作られるだろう続編にも出演しそう。

映画の中で何度かカナダがこき下ろされるが、主演のライアン・レイノルズはカナダ出身。主題歌を謳っているセリーヌ・ディオンもカナダの人。マーベルおなじみのエンド・ロールでのお試し画像はこの映画にもある。ウルヴァリンが出るところは分かりやすいが、デッドプールがタイムトラベルして撃ち殺す「グリーンランタン」の役をゲットして喜ぶ俳優はライアン・レイノルズ自身。グリーンランタンは期待されたが営業成績が全くダメだった映画で、レイノルズは自身のキャリア上の汚点を消したかったようだ。ただし、この「グリーンランタン」はマーベルのライバルDCコミックのキャラクター。映画の中では他にもDCに触れるセリフがある。

細かなネタを上げればキリがないマニアックな映画。アメリカ人でないと分からないネタも多いが観ていて楽しい映画。続編が第1作を超えるのは難しいと言われるが、この映画は充分超えている。この調子だと3作目も期待が持てそう。

予告編

2018年に観た映画

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