今日の映画 – ブリッジ・オブ・スパイ(Bridge of Spies)

米ソ冷戦下で、ソ連上空で偵察中に撃墜された米国機のパイロットと米国で逮捕されたソ連のスパイを捕虜交換する話。スピルバーグ監督、コーエン兄弟脚本、トム・ハンクス主演という豪華トリオ。

Bridge of Spies

交換される2人の捕虜が捕虜となるまでの経過とトム・ハンクス演じる民間弁護士がそこに巻き込まれていく経緯の描写がうまい。前半のこの部分が簡単すぎると話に入り込めなくなるし、冗長すぎると飽きてしまう。この手際の良さはスピルバーグよりもコーエン兄弟の功績か?

トム・ハンクスは「フィラデルフィア」、「フォレスト・ガンプ」で主演男優賞を連続受賞してから20年以上アカデミー賞に縁がないがその間コンスタントに仕事をしている存在感はある。出演作もまずまずで、トム・ハンクスが出ていればハズレはないと思わせる俳優。この映画でも堅い演技を見せて良かったと思う。ただ、もう一回アカデミー賞を取るとかとなると、堅すぎてどうかなとも思ってしまう。

俳優ではソ連の老スパイ役を演じたマーク・ライランスが良かった。ほとんど無名に近い人やけど、逮捕されて、有罪・死刑にされようとしているのに飄々としているところや、最後の捕虜交換で祖国に戻った後の待遇が分からない運命を受け入れているところなど、言葉が少なくても演技で悲哀感を出している。

映画を通して、冷戦時代の米国内の行き過ぎた反共政策や風潮、ソ連側のスターリニズムへの批判が込められているところはスピルバーグ好みか?後半の捕虜交換の交渉の部分でも、トム・ハンクスの弁護士が一人奮闘して、外交当局の腰が座っておらず、CIAはそれ以上に役立たずと分り易いが、現実はどうやったのかなと思ってしまう。


Trailer


2016年に観た映画

番号 邦題 原題 監督 評価
2 ブリッジ・オブ・スパイ Bridge of Spies Steven Spielberg 4.5
1 スター・ウォーズ/フォースの覚醒 The Force Awakens J.J. Abrams 4.8
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