映画レビュー
MIBシリーズの4作目。トミー・リー・ジョーンズとウィル・スミスはギャラが高くなりすぎたので主演はクリス・ヘムズワースとテッサ・トンプソンとなりリフレッシュされた。最初のMIBがベテランと新入りという組み合わせだったが、この映画でもトップエージェントのH(ヘムズワース)と新入りエージェントM(トンプソン)の組み合わせ。新入りエージェントの初々しさに加えて、男の世界だったMIBに女性エージェントが入るというところが新しい。一般人が知らないところで平和を守る秘密組織の映画としては「キングスマン」と似たところがある。
ストーリーは組織の中に裏切り者が居てというよくあるパターンで新味はなく、先が予想できるような筋書き。エア・スクーターを使ったアクションシーンや、双子の敵との戦いなど織り込まれているシーンは良くできていてそれなりに楽しめる。まあ、あまり硬いことをいう映画ではないので、楽しめればそれで良い。
主演の2人はクリス・ヘムズワースがアベンジャーズの「ソー」の役で連続出演しているくらいで、それ以外にあまり実績がないコンビだが、それが返って良かったかもしれない。バトルシーンでヘムズワースがハンマーを持つところが笑わせる。ハイT役のリーアム・ニーソンは演技はとは言えないが、年をとって渋みが出てきたのでこれくらいの役ならいい感じ。
予告編
2019年に観た映画
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