トム・クランシーのジャック・ライアン物。
ジャック・ライアンは小説でも海兵隊あがりで金融業界経由でCIAの分析官になって最後は合衆国大統領まで上り詰めることになってるが、この映画はその初期の話。
ジャック・ライアンは今まで何度も映画化されて、ベン・アフレックやハリソン・フォードなんかが演ってきたから、クリス・パインで若返ったというところ。 クリス・パインはカーク船長役にひき続いて「若き・・・」という役どころ。
まあ、普通に楽しめる映画。この手の謀略物は映画の進行が速いと筋を追っていくのに疲れるけど、詰め込みすぎず、かつ適度なスピード感があってそつなくまとめてある。
一方で、この種の映画にありがちなご都合主義も散見されて少々興ざめなところもある。カンフー映画で今まで飛び道具を使っていたのが、格闘シーンになると皆素手で戦うようなところ。
しかし、一番の違和感はジャック・ライアンが格闘したり、バイクで犯人を単独追跡したりするところ。イメージとしては頭脳派であんまり体動かす方やなかったはずやのに。
キャストについては、クリス・パインはまずまず良かった。
ケビン・コスナーは脇役やけど、久しぶりに格好良かった。 5~6年前に、駄作に大量出演して時に一旦見放したけど、作品を絞って良うなってきた。
悪役のケネス・プラナーは今まで観た映画にも出演していたけど、あまり意識してなかった人、今回は登場時間が長かったので認識したけど、割とええやんというところ。
ジャックの婚約者役のキーラ・ナイトレイは意外と存在感があって良かった。 アミダラ女王の影武者も立派になったもんや。
キャストについては良かったと思うけど、アクション映画にしてしまったというところで今ひとつ感あり。
Trailer
番号 | 邦題 | 原題 | 監督 | 評価 |
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1 | ブランカニエベス | Blancanieves | Pablo Berger | 4 |
2 | フォンターナ広場 イタリアの陰謀 | Romanzo di una strage | Marco Tullio Giordana | 3 |
3 | 鑑定士と顔のない依頼人 | The Best Offer | Giuseppe Tornatore | 3 |
4 | オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ | Only Lovers Left Alive | Jim Jarmusch | 4 |
5 | さよなら、アドルフ | Lore | Cate Shortland | 3 |
6 | ROOM237 | Room 237 | Rodney Ascher | 2 |
7 | エレニの帰郷 | The Dust of Time | Theo Angelopoulos | 4 |
8 | アメリカン・ハッスル | American Hustle | David O. Russell | 3.5 |
9 | ウルフ・オブ・ウォールストリート | The Wolf of Wall Street | Martin Scorsese | 4.5 |
10 | 大統領執事の涙 | The Butlerl | Lee Daniels | 3.5 |
11 | エージェント:ライアン | Jack Ryan: Shadow Recruit | Kenneth Branagh | 2.5 |