工作前
リビングルームの東側の窓。直接日が当たるのは朝のうちだけだが、一日中明るいので窓際になにか植物を置きたいところ。ところが、アルミパイプの柵が邪魔になって小さな鉢しか置けない。そこで、ここに板を置いて鉢置きスペースを拡張する。
設計
まずは寸法測定。窓枠の内法は幅が1405mm、奥行き145mm。30mm直径のパイプの中心は奥から30mmのところなのでパイプの手前の有効スペースは約100mm。幅250mmの板を置いて後ろ面を窓枠に合わせると手前のオーバーハングが105mm。落下防止の枠を付けても約200mmのスペースが使えるようになる。板を置くだけでは前後に動いてしまうので、定位置より奥へ押し込まないよう底にはストッパーを付けることにする。これだけだと固定されないので、板とパイプの間につっかえ棒を噛ませて固定するのがざっとした計画。
必要な材料は、幅250mmの板、落下防止枠用の10mm角程度の棒、裏面に付ける補強兼ストッパーの板、両端には補強用に板を2重にする。
材料調達
早速、近くのホームセンターへ材料調達に行く。幅250mm、長さ1800mmの板は、18mm厚のパイン集成材が1880円、13mm厚の桐集成材が1080円。強度に不安があるが、軽くて加工が簡単で安い桐集成材にする。補強用には45mm幅の杉材、落下防止用の枠には10mm角のホワイトポプラ材を調達。それぞれ1800mm長で198円と108円。
工作
まず、250mm幅の板を窓枠の内法の寸法にカットする。ノコギリはゼットソー、真っ直ぐ切れるようガイドを使う。
次いで、残りのパーツをカット。長さは現場合わせ。
取付箇所へ木工用ボンドで接着し、裏側から釘を打つ。
同様に両サイドに補強用の杉板を付けて表面できあがり。
採捕に裏側に残った杉板を補強兼ストッパーとして取り付けて組み立て完了。
塗装
桐集成材は色が白くてこのままでも悪くはないが、柔らかくて汚れやすいので塗装する。ダイソーで水性ニス(白色)と刷毛を購入。各108円。2度塗りで1平方m塗れるというので1本で十分。ニスの容器にはペットボトルの切った底の部分を使う。
水性ニスは白く着色されているが塗るとほとんど透明。2度塗りして乾かす。
取り付け
台本体は出来たが、このままだと固定されないので物を置くとひっくり返ってしまう。窓枠自体には釘を打ちたくないのでアルミパイプの受金具と板の間に木片を噛ませて固定する。ちょうど余っていた木切れがあったので、スキマの長さに切って押し込んだ。カットする際にやや斜めに切って楔を押し込む要領で固定する。
これで完成。両端はあまりスマートではないが、通常はカーテンで隠れてしまうので気にしない。
完成
早速、鉢植えを置いてみとこんな感じ。
材料と費用まとめ
品目 | 寸法 | 価格(円) |
桐集成材 | 250 x 13 x 1800 | 1,080 |
杉集成材 | 45 x 12 x 1800 | 198 |
ホワイトポプラ角棒 | 10 x 10 x 1800 | 108 |
余っていた角材 | 0 | |
水性ニス(白色) | 108 | |
刷毛 | 108 | |
合計 | 1,602 |