4月25日にECSから発売された小型のPC KitのLIVA、初回入荷分はすぐに売り切れたらしいけど、30日に秋葉原へ行った際にBUY MOREをのぞいたら在庫があったので即購入。価格は17,980円。
LIVAは製品のカテゴリはベアボーンになるけど、スペックは以下の通りで一通りのものを備えてる。
- Motherboard: ECS BAT-MINI
- CPU/Chipset: Intel Bay Trail-M
- Memory: 2GB DDR3L
- Storage: eMMC 32GB
- LAN: Realtek RTL8111G
- Audio: Realtek ALC282(2CH)
- Wireless: 802.11a/b/g/n + Bluetooth 4.0
- 1 HDMI
- 1 VGA
- 1 USB 3.0
- 1 USB 2.0
- 1 Audio Combo Jack
- 1 Power Connector (Micro USB Port)
- 1 LAN Port
つまり、OS、キーボード、マウスを足して、ディスプレイに繋げば小さいながらもPCとして機能するということ。
キットに含まれるものは、まずはマザーボード。スピーカは取り付け済。WiFi/Bluetoothモジュールを取り付けるソケットがある。
プロセッサにはヒートシンクが付くだけでファンレス。
ケースはプラスチック製。上面、側面、底面は放熱のためスリットが多い。底面を持ち上げるための脚が付いている。お世辞にも格好良いとはいえない。
これ以外のパーツは、WiFi/Bluetoothのモジュール、同固定ビス、アンテナ(2つ)。
そして電源アダプタ。コネクタ形状はマイクロUSBで電源プラグは東南アジアでよく使われている丸い2ピンに交換できる。
パーツ以外の付属品は、ドライバーDVD、クイックガイド(日本語、英語)、ユーザーズ・ガイド(英語)。
組み立ては、まずWiFi/Bluetoothのモジュールをマザーボードのソケットに挿してビスで固定する。時計用の先の細いプラスのドライバーが必要。
さきにWiFiとBluetoothのアンテナを、ケース上面の内側に両面テープで固定したら、マザーボードをケースに入れる。
このプラスチック製ケースがなかなか良く出来ていて、コネクタを背面の穴へピッタリとはめるとネジ止めしなくてもしっかりと固定される。あとはアンテナの配線をWiFi/Bluetoothのモジュールへ接続するだけ。
ケースの底蓋を被せて完了。 ケースの固定にもネジを使っておらず、上下のパーツが噛み合っているだけ。 いったん閉じると開けるのは難しそうなので配線の確認をしっかりやってから閉める。
正面には電源ボタン、LED表示、イヤホンジャック。
背面には、左から電源ポート(マイクロUSB)、LAN、USB3.0、USB4.0、HDMI、アナログVGA。
上面もかなり開口部が大きい。
OSはWindows 7からWindows 8へアップグレードしたけど、今は使っていないライセンスがあるのでそれを使う。 なんとかやりくりしてWindows 8.1をクリーンインストールした。
最終的にAVアンプ経由でTVへ繋いで使うつもりだったので、OSのインストールもその接続でやろうとしたところ、起動画面をTVへ表示できなかった。 仕方がないので、アナログVGAでPC用モニタに接続してOSをインストールし、DVDに入っているドライバーを入れてから、HDMIでAVアンプ~TVへ接続。 今度は問題なく表示できた。 画面中の「TX-NR626」はAVアンプの型番。
セットアップ完了後のデバイスマネージャ。CPUはDual CoreのCeleron N2806 1.6GHzだった。
ついでにシステム情報。
少し使ってみた印象は、CPUもビデオもパワーはないので重い作業は辛いが、Webブラウジングなんかはサクサク動く。
使い道は、AVアンプに繋いでChromecastやApple TVで表示できないWOWOWメンバーズ オンデマンドみたいなストリーミングビデオをTVで観ることなので、まずまず使えるというところ。
メモリの増設すら不可能でケース内部の拡張性は全くないけどOSがあれば、2万円足らずでPCができるので使い道によってはCPは高い。