写真については、白黒フィルムを現像したり、引き伸ばし機を買って自分で焼付していたこともあるけどマニアではない。カメラは高校生の時にNikomartを手に入れて以来、ニコンの一眼レフと交換レンズを銀塩フィルム時代からデジカメまで使い続けてきた。
でも、10年くらい前にD7100を買ってからカメラ本体を更新していないし、レンズは広角ズームを付けたまま。スマホのカメラの性能向上で、カメラ自体を持ち出すことが少なくなった。歳のせいと思いたくはないが、一眼レフの大きさと重さが気後れさせるようになったのは否定できない。
一眼レフじゃなくても、コンデジで十分かなとFUJIFILM XF10を購入して使っているが、携帯性ではスマホにかなわない。とりあえず撮っておくという用途ならスマホで十分、接写すれば背景も適当にボケてくれるし、逆光でもHDRで勝手に調整してくれる。でも、たまにフルオートじゃなくて、ちょっと触ってみたい時にはスマホでいじれるのは限られているし、やたら使いにくい。その点、カメラはいじるように作られているのでカメラがリタイアすることは無いと思う。
出番がほとんど無くなったD7100と交換レンズをどうするかと考えたとき、もはや過去のものとなったFマウントの本体とレンズを持ち続ける意味は無いと判断。たいした金額にならなくても現金化するか、下取りに出して新しくミラーレス一眼に乗り換えるか?
で、最終判断は、下取りに出して中古のミラーレスを買うということ。コンデジを持っていても、やっぱり一眼レフを持っていたいという変な所有欲みたいなものがある。じゃあ、何にするかと考えた末に、FujifilmのX-E3の中古にした。既に後継のX-E4が販売終了となっていて、市場ではモノが無くて3ヶ月待ちとか言われてるのを待って買う気はないし、価格面でも中古の方が安い。中古と割り切ればX-E2でも良かったが、X-E2の流通量も多くはないようで、たまたま程度の良いX-E3があったので選んだ次第。
レンズは、これも中古単体で売られていたキット・レンズのXC 15-54mm 3.5-5.6。ちょっと暗いが広角から標準領域までカバーして安かったので新しいカメラに慣れるには丁度良いレンズ。
この機種を選んだ理由は、
- Fujifilmのコンデジを使っていて、同社のカメラの基本的なコンセプトが気に入っている。
- フルサイズではなくAPS-Cの方が、本体やレンズが小さく、交換レンズも安い。
- Fujifilmのアマチュア向けミラーレスはAPS-Cに特化していて、かつ本体サイズもコンパクト。
- EVFがあること。スマホやコンデジとの差別化ポイントはファインダーを覗くことができること。
- 動画は撮らない。
という条件に一番フィットしていたから。
使いこなすまで時間が掛かるが、それもまた楽しい。