ロボアド投資が気になる

7月号の日経トレンディでAIを活用した投資のロボットアドバイザー(ロボアド)の製品比較の記事があった。

具体的には、次の4つを比較していて、

  • ROBO PRO(FOLIO)
  • 楽ラップ(楽天証券)
  • THEO(お金のデザイン)
  • WealthNavi(ウェルスナビ)

2024年度単年度では、ROBOPROが「ロボアド大賞」を受賞している。AI予測に基づくダイナミックなポートフォリオのリバランスが功を奏したようだ。

面白いのは、ROBOPRO以外の3製品は、投資家に受け入れられるリスク基準を5段階から選ばせて投資内容を変えているのに対して、ROBOPROは1種類で選択の余地なしという割り切ったデザイン。初回最小投資金額が10万円、積立額が1万円/月というからそんなに敷居は高くない。

ROBOPROを運営しているFOLIOという会社は、10年前に設立されたSBIグループの100%子会社。ROBOPROを始めるにはFOLIOに口座を開く必要がある。一方、投資信託化した「ロボプロファンド(SBI岡三アセットマネジメント)」というのが作られている。ベースとなるROBOPROはFolioのものとは同一ではないようで、信託報酬が税込みで1.652%掛かる。AIの特長を生かすにはFolio直接の方が良い気がするが、投資信託ならNISAの成長投資枠を使えるのがメリット。今年のNISA枠は使い切ったが、来年の投資計画では選択肢となるだろう。

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