上宮(じょうぐう)天満宮は高槻駅の北側にある天神さん。最初の鳥居は町中にある。そこから参道を北上して交差点を越えたところから石段が始まり、2つ目の鳥居となる。
全国に天満宮は沢山あるが、上宮天満宮は本家の太宰府天満宮に次いで2番目に古い天満宮とのこと。言い伝えでは、道真の霊を鎮めるため大宰府に赴いた天皇の使いが、帰途この地で急に牛車が動かなくなる異変にあい、調べたところ菅原氏の祖先とされる野見宿弥(のみのすくね)を祀った場所であることが分って、ここに天満宮を作って道真をまつったという。そういう所以で、神社内には野見神社が同居している。
野見神社というと、上宮天満宮から南に1.5kmほど離れたところの高槻城址に同じ名前の野見神社がある。こちらは元々は別の神様を祀っていたのを、野見宿祢の知名度にあやかって名前を変えた神社らしい。
石段を上がる途中に咲いていた梅の花。
紅白の枝垂れ梅。梅の枝は上に向かって伸びるのが普通で、こういう枝垂れは珍しい。
石段を登り切ったところにもしだれ梅。
満開の梅が枝垂れているのは壮観。
野見神社もあった。
銘版の説明によると、この野見神社自体が古墳らしい。
昨夜の雨で花が散っていたが、今が満開で見ごろ。
さらに奥へと進むと、てんじんさんの垂れ幕の向こうに本殿が見えてくる。
この色の濃い紅梅はまだつぼみで開花していなかった。
元々の本殿は消失していて、今の本殿は竹造りの再建されたもの。
本殿の云われ。
天満宮ではかならずある牛の像。
本殿に向かって右側の狛犬。
この狛犬にも云われあり。
本殿の脇には梅林がある。
梅林の脇に椿の大木があり、昨夜の雨のせいか散っている花が多かった。
椿の木の脇を通って奥に行くと桜の木が一本。満開。
神社の神木、椎の木。
参道を下って帰途に就く。
鳥居を出て左に折れるとレプリカの埴輪を並べた昼神車塚古墳が見えてくる。
昼神車塚古墳の云われ。
前方後円墳の前方部分の下には道路が通っている。