イスタンブールで乗り継ぎ
ロシア上空を通ってイスタンブールに到着。
新空港が完成しているので、
カターニアへのプライドを待つ間、ラウンジで朝ごはん。
このラウンジへ来るのも今回の旅行が最後になるはず。
イスタンブールからカターニアへ
イスタンブールからカターニアまでの飛行時間は約2時間半、
離陸後上昇中に撮ったイスタンブールの空港周辺の町並み。
短いフライトなのに朝ごはんが出てくるが食欲なし。自家製レモネードがおいしい。
数週間前にもカターニアの近くのエトナ山が噴火して空港の離着陸
カターニア空港のトイレの手洗いの蛇口。手を近づけると水が出るのは予想の範囲。その後、手を左右にもっていくと、水平な枝の部分から強力な温風が出てきて手が乾くというもの。メーカーはダイソンだった。
モバイルルータにはvodafone IE のSIM。残高はあるのに、
パレルモへバスで移動
パレルモへはSAISのバスで行く。事前に10:10発のチケットを日本で購入してあるが、チケットブースで
パレルモ行きの時刻表
キャリーケースを床下のトランクに積むのは乗客が自分でやる。
カターニアからパレルモまでは自動車専用道路が整備されている。バスは約2時間半休憩なしで走り続ける。
パレルモに到着。
バスターミナルは鉄道の駅に隣接している。駅を通り抜けて旧市街方面へ向かう。駅周辺は治安があまり良くないという情報もあったが特に不安なし。
駅の正面から駅前ロータリー方向を見た景色。
メイン通りのローマ通りを北上し、ヴィットロ・エマニエル通りで左折。
クアトロ・カンティ。ホテルはここからすぐ近く。
Eurostars Centrale Palace
このホテルは元々はお屋敷だったところを改造したもの。ロビーなどの造りが立派。部屋は広くはないが清潔。空調の音が少し気になる以外は快適。クアトロ・カンティから歩いて1分という最高のロケーションなのに、オフシーズンのためなのか1泊55ユーロと格安。このホテルに2泊する予定。
部屋の中。
パレルモ市内観光とランチ
荷ほどきもほどほどに、ランチに出かける。目指すレストランはマッシモ劇場の近く。
マッシモ劇場
19世紀に造られた新古典主義様式の建物。
この劇場正面の階段は、「ゴッドファーザー Part III」のラストシーンでソフィア・コッポラが撃たれた場所。内部の見学もできるらしいが、外から見るだけ。
Antica Focacceria Del Massimo – Da Basile
マッシモ劇場正面の路地を入ったところにある店。地元の人土地で混んでいた。
ここは先払いで、アンティパスト6種で5ユーロ、ワインは2杯分くらいの小さなカラフェが2ユーロ。アンティパストの種類が多く、安くておいしい。店に入って左側にカウンターがあって、そこで食券を買う。それを右側の売り場で渡して、あとはガラスケースの中のアンティパストを指さして注文する。
店内は奥にバースペースがあるようだったが客で混んでいる。店の前にはテーブルがいくつかあってここで食事できる。
ポリテアーマ劇場
凱旋門のようなファサードの上にブロンズの像が並ぶ。ここも外から見るだけ。
銀行ATM
銀行のATMで手持ちの現金を補充。イタリアは両替の手数料が高いということだったので、今回の旅行では全てATMを利用。年のために日本円を多少持っていったが使わなかった。
シチリア州立考古学博物館
建物の半分は外側を改装中。この日は閉まっていたので、ここも外から見るだけ。
サンタチータのロザリオ祈祷堂
場所が分からず小さな中庭に迷い込む。さらっと見て帰ったが、あとで地図を見るとこの一角の東側が教会の正面入口で、そこに到達するまえに南側の入り口のようなところから入ってしまったらしい。この祈祷堂は壁の彫刻が見事なので見逃して残念。
海岸沿いの道へ出ようとして歩いていたら、人気のない一角へ迷い込んだ。落書きも多いし、夜は歩きたくないところ。足早に歩いて人通りのあるほうへ向かった。
ガリバルディ庭園
庭園というより普通の公園。ここからヴィットロ・エマニエル通りを西へと進んでクアトロ・カンティへ向かう。
イランの陶磁器の店
ヴィットリオ・エマニュエル通りを歩いていて陶磁器の店があったので冷やかす。店主はイランの人で店の商品もイランから輸入したもの。魚柄のボウルや皿が気になったが旅行が始まったばかりで荷物を増やしたくないし、ここはイランではなくイタリア。小さなアクセサリーを買って店を後にする。
この店の犬。最初は吠えていたが買い物するとなついてきた。
クアトロ・カンティ
宿の近くまで戻ってきた。ここはメインの2つの通りの交差点で観光客で人通りが多い。
プレトリア広場
クアトロ・カンティから南へすこし下ったところにある広場。中央は作に囲まれていて入れないが彫像が立ち並ぶ。
サン・カタルド教会
広場の南側に教会が二つあり、いずれもユネスコの世界遺産。まず最初に目につくのが赤い3つのドームが特徴的なサン・カタルド教会。
入場料€2.5を払って入ってみる。中はそんなに広くない。床はモザイク張りになっているが、柱や天井は石材そのままで素朴な造り。
3つの屋上のドームを下から見たところ。シンプルというか構造物に特に手を加えていない。明り取りからの光の効果で見た目は変わるが素朴。
マルトラーナ教会
隣のマルトラーナ教会は鐘楼のある小さな教会。
外観はいたってシンプルだったので、たいして期待せずに入場料€2を払って入ったらびっくり。
天井のモザイクの素晴らしさに感嘆。
ジェズ教会
今日の最後の訪問場所はジェズ教会。先の二つの教会からはローマ通りを超えて西側のエリアにある。サイズは先の二つより大きいが、外観はどちらかというと地味。
ところが一旦教会の中へ入ってみると豪華絢爛、贅を尽くして作った内装。写真撮影が許されていないのが残念だが、柱から天井に至るまで大理石や色付きの石材のレリーフで埋め尽くされているのは圧巻。
カンノーロを食べて一休み
シチリアのお菓子といえばカンノーロ。小麦粉の生地を丸く筒状にして揚げたものに、リコッタチーズのクリームを詰めたお菓子。ローマ通り沿いに専門店があったので行ってみた。
注文するとその場で作ってくれる。
手前が伝統的なクラシック、奥はピスタチオ味。サイズはグランデで1つ2.5€。2軒隣の店はグランデ€1、ピッコロ€0.5だったので値段は高め。食べてみるとボリュームはあるが、甘さは控えめで食べられる。
コーヒーが欲しかったが、この店になかったので、カンノーロを食べた後、近くのバールでエスプレッソを立ち飲み。デミタスカップの底の1cmのドロッとしたコーヒーに砂糖を入れて一口で飲む。日本のコーヒーチェーンで出てくるエスプレッソとは別の飲み物。
Bisso Bistrotで夕食
宿でしばらく休んで、夕食に出かける。今日はかなり歩いて疲れたのでホテルから歩いて1分、クアトロ・カンティの交差点にある「Bisso Bistrot」へ行ってみた。平日の20時前なのに混んでいる。
前菜はひよこ豆のフリット。イスラムの影響を感じさせる食べ物。
シーフードのフリット。具は、イカ、エビ、魚。日本で食べるフリットのように衣がボテッとならず、デュラムセモリナの薄い衣でカラッと揚がっていたおいしい。
ソーセージと豆の煮もの。豆は金時豆のようだった。これは、まあ想像できる味。
あとはワイン。
人気店のようで、帰るころには店の前に行列ができていた。
パレルモは見どころが多いが主要な観光スポットが街の中心に集中している。今日は午後半日だったが効率よく街歩きができた。