ホテルからモンパルナス駅へ
パリで3泊した後に鉄道TGVでフランス・バスクへ移動。目指す都市はサン・ジャン・ド・リュズ。パリには幾つか鉄道のターミナル駅があって、フランス南部方面・スペイン方面へのターミナル駅はモンパルナス駅。ホテルからモンパルナス駅へ行く方法は、最寄りの駅ラ・デファンスからLine 1に乗り、シャルル・ド・ゴール-エトワール駅でLine 6に乗換、あるいはシャンゼリゼ駅でLine 13に乗換、あるいはコンコルド駅でLine 12に乗換、などモンパルナス駅までの経路は幾つもある。
パリに着いてから分かったことだが、移動日の前日まで交通機関のストライキ中で、メトロはストライキに指定された特定の駅がシャットダウンしてしまい。電車が止まらずに通過してしまう。しかもシャットダウンする駅は日によって異なるというからややこしい。メトロの駅は意外とエスカレーターの無い駅が多いので、大きな荷物を持っての移動が簡単なシャルル・ド・ゴール-エトワール駅で乗り換えたかったので、前日にメトロの窓口でストライキの対象駅でないことを確認して、かつ時間の余裕を見て早めに移動した。Line 6は高架の上を走る時間が長いので、パリの市街の景色を楽しめる。
モンパルナス駅
モンパルナス駅は巨大な駅。フランス国鉄(SNCF)の路線の発着が複数の階に分かれている立体的な構造にさらに加えて複数のメトロの路線が地下に入っている。
駅は広くて、列車が入ってくるプラットフォームまで切符がなくても行ける。長距離列車のプラットフォームのみ、入り口に改札がある。
駅構内にエリック・カイザーが出店していたのでランチ用にサンドイッチを買う。東京の白金高輪に本店があるメゾン・カイザーの創業者が修行したという店。
TGVの車両。その向こうに見える青い車両はTGVのローコスト版のOuiGoの車両。
TGVの2階席の座席レイアウト。座席幅があってゆったりしている。
横から見るとこんな感じ。
サン・ジャン・ド・リュズへ移動
モンパルナス駅を発車。ここからボルドーまでノンストップ。
列車は農業地帯を走る。車窓から見えるのは広大な農地のみ。
先程買っておいたエリック・カイザーのサンドイッチでランチ。
ボルドーの近くの川を渡るところ。遠くに教会の建物が見える。
ボルドー駅に到着。降りずに通過しただけだが、思ったよりも大きな町だった。パリからこの駅までが最高時速320km、日本で言うところの新幹線。ボルドーから先は線路の幅は変わらないが、いわゆる在来線になるので速度はぐっと下がる。
途中でバイヨンヌ駅に停車。この街は後日来る予定。
サン・ジャン・ド・リュズに到着。
サン・ジャン・ド・リュズの駅舎。
駅舎を外側正面から見たところ。ヨーロッパの街では、鉄道駅が町外れにあることが多いが、この街では旧市街の南側の道路の向かい側という好立地。バスターミナルも駅に隣接しているので移動が楽。
グラン ホテル ドゥ ラ ポステ
サン・ジャン・ド・リュズでの宿泊は旅行者用アパートにするつもりだったが、予定していたアパートの空きが無かったので、初日のみホテル。翌日からアパートに移ることにした。バスク地方の観光ハイシーズンは夏~秋。11月になるとレストランや商店もハイシーズンに頑張った職員の慰労のために2週間程度休業するところがあるという。サン・ジャン・ド・リュズは小さな街で、ホテルらしいホテルはこのグラン ホテル ドゥ ラ ポステのみ。このホテルも翌日から休業予定だったので、ぎりぎり1泊することができた。ホテルの外壁に古そうな石版があった。1777という数字が見えるので、歴史のあるホテルのようだ。
ホテルの入り口、といってもこちらは裏口。
ホテルのロビー。
談話室もある。
階段とホール。廊下の床がたわんでいる所もあるが、それも含めて歴史を感じさせる。
ホテルの正面。
部屋は広くないが清潔で落ち着く。
サン・ジャン・ド・リュズのアパート
サン・ジャン・ド・リュズ2日目に移ったアパートは旧市街の中にある。管理会社のキーボックスから鍵とアパートの住所とを受け取って、住所と写真を頼りにアパートへと向かう。
なんとか無事アパートに入ることができて一安心。部屋の面積はそれほど広くないが、天井が高いので部屋の一部をメゾネットにして上階をベッドルームにするなど空間を有効利用している。
リビングとキッチンとの間にはバーカウンターがある。
ベッドルームの下に詰め込んだみたいなキッチンは狭いが、流し、IHコンロ、オーブン、電子レンジ、食洗機が揃っていて洗濯機まである。
上階のベッドスペース。
窓から外を見た景色。普通の住宅街の裏庭。
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