「清正公」は加藤清正のことだが、ここらで「清正公」というと港区白金台にある覚林寺のこと。場所は桜田通り(国道1号線)を白金高輪の交差点から五反田方面へ向かった先にある目黒通りへの分岐の交差点の近く。この交差点近くには目印になるようなものがないので、タクシーに乗っても「清正公の交差点」で大概通じる。
地下鉄の駅から少し離れているということもあって、さほど広くない境内はいつもがらんとしていてあまり人気がない。ところが毎年5月4、5日に行われる「清正公大祭」の時だけは屋台が立ち並び、訪れる人で賑わう。
食べ物屋の屋台は、寺の境内やその前の歩道だけでなく、道路を渡った先にある天神坂に沿って坂の上まで並んでいる。
境内ではお参りする人たちの順番待ち行列ができていた。また、この大祭の2日間限定で、お寺のお守りには菖蒲が入っていて「勝守」という名で売られている。加藤清正が勝負強かったことと菖蒲=勝負にかけた語呂合わせらしい。
特に勝負する予定もないので、勝守はパスして門前で売っていた菖蒲湯用の菖蒲を買って帰る。
##地図 – 覚林寺(清正公)