ふと柚子胡椒を作ってみようと思い立って、通販サイトで青柚子を探す。青い柚子胡椒を作るためには黄色く熟す前の青柚子が当然ながら必要で、思い立った時期が遅くてすでに販売終了となっていたところもあったが、和歌山の生産者からの直販サイトで売っていたので注文。2週間ほどして、忘れた頃に到着。
箱を開けたら、「えっ、これ青柚子? だいぶ黄色いやん」。仕方ないので、比較的黄色くないのを選別する。
柚子胡椒の原料は青柚子、青唐辛子、塩のみ。青柚子はシーズン終了間際に手に入ったが、青唐辛子が近所の八百屋で見つからない。う~ん、思い立つのが遅かったか?
ここで諦めると、入手した柚子が無駄になるので探索範囲を拡大して青い唐辛子をいくつか確保。
- 真ん中が本来の日本の青唐辛子、目黒のスーパーで残っていた3束を買い占める。これはけっこう辛い。
- これでは足りないかもしれないと、念のため買ったのが右側の韓国産とうがらし。これは焼肉屋で生で出て来るもので、辛さはなんとか齧れるくらいでそれほどでもない。
- 韓国産を使う場合は辛味が足りないので、その場合は左側の辛さ補強用の鷹の爪を使う。これは昨年ベランダで栽培してフレッシュを冷凍しておいたもの。辛さではこれが3つの中で一番辛い。
これで材料は揃ったので、まずは青柚子の皮を処理する。ネットの情報によると、方法は、
- 包丁で皮をむいて、すり鉢で擦る。
- 包丁で皮をむいて、ミキサーで細かくする。
- おろし金で皮を下ろす。
などが見つかったが、いちばんてっとり早くて失敗のなさそうなおろし金にする。
青い柚子は実が堅いので、下ろすのは簡単。白いところをできるだけ入れないようにしながら、大小約10個の皮を下ろす。ここで、下ろした皮の重さは約100g。
次に青とうがらし。これは危険なので手袋着用。種を取り除くというレシピが多かったので、2~3個やってみたが面倒なので断念。種ごと使うことにする。
ぶつ切りにして重さを量るとこれも約100g。柚子の皮と唐辛子との混合比率はレシピによって全然違って参考にならない。ここは1:1にして韓国産とうがらしを使わないことにする。
塩の量も、柚子+とうがらしの重量の10%~30%と諸説あり。ここは真ん中を取って20%、40gでやってみる。材料を全部ざっくり混ぜてミルサーにかけて自家製柚子胡椒240g出来上がり。
出来たてはまだ青臭いが、辛さと塩加減はいい感じ。熱湯消毒した瓶に詰めて冷蔵庫で保存する。