マリオット プラチナチャレンジに挑戦

プラチナチャレンジに至るまで

今年の3月にクレジットカードを整理した際に、「Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード」をメインのカードとして使うことにしたが、正直マリオットのホテルに宿泊することには大して興味なく、このカードを持つことでMarriott Bonvoyのゴールドエリート・ステータスが付帯することのメリットもあまり感じていなかった。

Mariott Bonvyプログラムのステータスには、一般会員(無印)、シルバーエリート、ゴールドエリート、プラチナエリート、チタンエリート、アンバサダーエリートの6段階がある。Marriott Bonvoyに加盟しているホテルに宿泊することでそれぞれのステータスを獲得できるが、そのために必要な年間宿泊数は以下のとおり。

一般シルバーゴールドプラチナチタンアンバサダー
年間必要宿泊数010255075100+α

Marriott Bonvoyのクレジットカードを持つことでゴールドエリートになったものの、その上のプラチナエリートを獲得するためには年間50泊(実際には緩和処置があり45泊)というのは、仕事でマリオット系のホテルを使える人でないと無理と思えたのが無関心の理由。

ちなみに、ゴールドエリートとプラチナエリートの特典を比較すると、下表のとおり。プラチナエリートになる主なメリットは、安い部屋を予約してもスイートにアップグレードしてもらえる可能性があることと、ラウンジのフロアを使えることの2点で、これはかなり魅力的。

ゴールドエリートプラチナエリート
滞在のボーナスポイント25%50%
お部屋のアップグレード○ 一部スイートを含む
レイトチェックアウト14時まで16時まで
ホテル到着時ギフト250または500ポイントポイントまたは朝食またはアメニティ
会員専用デスクゴールドデスクプラチナデスク
ラウンジへのアクセス
50泊達成で年間チョイス特典

プラチナエリート獲得のために年間45泊は事実上不可能なのは前述のとおり。しかし、プラチナエリート獲得には別の方法があって、Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードで年間400万円決済することでも可能。

年間400万円決済も高いハードルだが、クレジットカードの使用を分散させず集中して、今まで口座引き落としで支払っていた税金や公共料金をクレジットカード払いに切り替え、日々の買い物も可能な限りクレジットカードを使うようにすれば、可能性はありそう。ただ、カードの取得が3月だったので実質9ヶ月で400万円はきつい。来年1月からの1年で達成できたとしても、プラチナエリートが手に入るのは再来年になってしまう。

そんなときに存在に気がついたのがMorriott Bonvoyのプラチナチャレンジというプログラム。

プラチナチャレンジとは

プラチナチャレンジは達成条件を満たせばプラチナエリートを獲得できるというもの。Marriott Bonvoyの正規のプログラムなのに、なぜか公式Webサイトなどでの情報公開がなく、個人のブログなどで知るしかない。概要は、

  • プログラムへの参加資格は、過去(2年間)にMarriott Bonvoyのホテルに宿泊実績があること。
  • 申込みは電話での受付のみ。
  • プログラムの期間は申込月+3ヶ月。ただし1日に申し込んだ場合は申し込み月を含めて3ヶ月。
  • プログラムの期間にMarriott Bonvoy加盟のホテルに16泊すること。連泊可能。
  • 一部の長期滞在向けホテルでの宿泊は対象外。
  • 達成できれば、その年の残り+翌年1年間プラチナエリートとなる。

これも簡単ではないが、年間45泊よりはハードルは低い。

やる気になってきた

2年以内の宿泊実績がないので、プラチナチャレンジを達成するためには1泊+16泊、合計17泊が必要。実はこのプログラムを知る前に、旅行を計画していて、

  • 6月1日 広島シェラトングランドホテル(1泊)
  • 6月18日~24日 ルメリディアン・チェンマイ(6泊)

を予約していた。この2つのホテルを選んだのは、Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードをメインに使うことにしたのが理由。ただ、広島シェラトングランドホテルは中国・四国・九州で唯一のBonvoy加盟ホテルで、ルメリディアン・チェンマイもチェンマイで唯一のBonvoy加盟ホテルという偶然が重なったのは運が良かった。

さらに、6月1日の宿泊実績は翌日に反映されていて2日にプラチナチャレンジを申し込めたので、プログラム期間はほぼ4ヶ月と時間的余裕が最大になったのも運が良かった。

さらにラッキーなことに、Marriott Bonvoyがタイムセールを開始して、

  • 予約期間: 6月4日~6月15日
  • 宿泊期間: 6月5日~9月30日

と、プログラム期間とぴったり一致する。この機会に、4回に分けてプラチナチャレンジに必要な残り10泊分を予約。

  • HIYORIチャプター京都 トリビュートポートフォリオホテル(2泊)
  • フェアフィールド・バイ・マリオット・京都天橋立(2泊)
  • コートヤード・マリオット銀座東武ホテル(4泊)
  • コートヤード・バイ・マリオット名古屋(2泊)

ちなみに、この最大25%オフというキャンペーンはホテルによってディスカウント率が異なり、対象となる部屋もまちまち。Marriott Bonvoyではホテルごとに不定期にキャンペーンを行うことがあり、シニア向けのディスカウントもある。これらを比較してお得感の高いものを選んだ。

あとは旅行するだけ。

ルメリディアン・チェンマイ(6泊)

チェンマイで唯一のMarriott Bonvoyホテル。場所は旧市街の城郭の東側、コロナによる営業自粛などがなければナイトバザールなどで賑やかなエリア。空港からのアクセスは空港タクシーの定額料金15-バーツで行くことができる。

建物の外観は新しくないが、ロビーや客室はリニューアルされていて清潔で綺麗。しかし、ショップが入居していたと思われる東側のウイングはコロナによる観光客減少の影響なのか閉鎖されていた。

滞在中にコンシェルジュに、レストランの予約と車の手配、出国前72時間以内のPCR検査を受けることのできる病院についてのアドバイス、空港へのタクシーの手配を依頼したが、いずれもてきぱきと対応してもらえた。

エントランス。

ロビー。

客室。

水回り。バスタブと独立したシャワーブース付き。

クローゼット。

ウェルカムスイーツ。

19階の客室から東側を見た景色。

夜に西側から眺めたところ。客室使用率は3割程度か?

円安が進行している中での旅行だったが、ル メリディアン チェンマイ6泊の代金は、72,617円。日本で同じクラスのホテルに泊まるよりも割安。

HIYORIチャプター京都 トリビュートポートフォリオホテル(2泊)

河原町二条の交差点から北へ上がったところにある6階建てのホテル。同交差点から1ブロック南へ下がったところに地下鉄東西線の市庁前駅があるのでアクセスは便利。マリオット系のホテルは名前が長いのが多いが、このホテルの名前も長くて覚えるのが大変。

客室は障子や畳など和のテイストを生かしたデザイン。

部屋の入口で履物を脱いで、板張りや琉球畳の床に上がる方式。ホテルというよりマンションの一室に来た感じ。このホテルには大浴場があるところも外資系ホテルにしてはめずらしい。大浴場へ1階にあるが、エレベーターを降りてロビーと逆方向にあるので部屋着のまま行くことができる。部屋にはバスタブのある浴室が付いていたが使わなかった。

4階の客室から見た風景。景色はいまいち。障子とガラス窓の間にはロールスクリーンの遮光カーテンがあり、明るすぎる場合は調整できるようになっている。

1階のロビー兼ダイニングエリア。

宿泊客向けに無料のネスプレッソマシンが置かれていた。

滞在時期がちょうど「きょうと魅力再発見旅プロジェクト」の延長期間に該当したので、宿泊費補助を受けられて、2泊の代金が、21,584円になった。さらに2名✕2泊で合計8,000円分の京都応援クーポンをもらった。

で、クーポンで買ったのは京都府産の日本酒。

モクシー大阪新梅田 (2泊)

京都府宮津市へ旅行して「フェアフィールド・バイ・マリオット京都天橋立」に2泊する予定だったが台風が接近していて天気予報ではちょうど旅行の期間中に近畿地方を横断する勢いだったので旅行を1週間遅らせた。そういうわけで、天気が悪い中突然予定のない3日間が出来てしまったので「おおさかいらっしゃいキャンペーン」を利用して2泊することにした。

大阪なら、飲んでも自宅の高槻まで帰ってくることができるが、市内のホテルに帰るだけなら安心してしっかり飲めるというもの。福島エリアによさげな居酒屋が多いので、福島駅から徒歩5分の「モクシー大阪新梅田」を予約した。

1階にはバーがあって、その端がホテルのフロントになっている不思議な構造。フロントスタッフがバーも切り盛りするという業態。ウェルカムドリンクが選べたのでスパークリングワインを選択。

客室階の廊下は、証明暗めでオフィスビルの廊下のような雰囲気。

客室は20平方メートルで狭いが、バスタブがなくてシャワーブースがあるだけなので狭さは思ったほど気にならない。

フェアフィールド・バイ・マリオット・京都天橋立(2泊)

台風のため延期した宮津へ改めて行ってみた。大阪からは時間さえ合えば鉄道よりもバスの方が速くて便利。宮津への長距離バスのバス停はちょうどマリオットの前。「フェアフィールド・バイ・マリオット・~」は道の駅に併設されていて、車でのアクセスでないと不便なところが多いが、このホテルというか道の駅は宮津の街の中心部にあるので、車がなくても便利。

部屋は非常にシンプル。

シャワーのみでバスタブなし。

豪華さは無いが、新しいだけに綺麗。

1階にはフリースペースがあるが、レストラン、バー、ラウンジは無い。奥には無料のコーヒーや氷などがある。

屋外にはテラス席あり。

コートヤード・マリオット銀座東武ホテル(4泊)

久しぶりに東京へ。いろいろと遊びと用事があったので4泊。これでプラチナチャレンジ達成。

フロント。

1階のレストラン。

朝食付きのプランにしたので、朝はレストランでブッフェ。

プラチナチャレンジ達成までの足どり!

ホテル名宿泊数プラチナ
チャレンジ
累計
獲得ポイント
シェラトングランドホテル広島102,885
ルメリディアン・チェンマイ666,638
HIYORIチャプター京都 トリビュートポートフォリオホテル2810,435
モクシー大阪新梅田2101,970
フェアフィールド・バイ・マリオット・京都天橋立2121,961
コートヤード・マリオット銀座東武ホテル4168,253
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