バスク旅行(2) – 準備編(日程決定)

旅程を決める手順(1)- 行き帰りの日程の確定

まずは行き帰りの航空券を確保する。出発時期は11月。

第1希望は、余っているANAのマイルを使ってビジネスクラスの特典航空券を往復確保することであるが、これは無理であることが分かってすぐに諦めた。現実は、特典航空券の予約ができるようになる300日以上前に既に競争が激しくてほとんど取れない。もし、取れたとしてもANAの特典航空券は、マイルの他に、燃油サーチャージを別途払わなければならないのでメリットが半減する。

そこで、ユナイテッドのマイルで2人片道の航空券、デルタのマイルで2人片道の航空券という具合に往復ビジネスクラスで行き帰りしようという考え。ユナイテッドもデルタも日本~ヨーロッパの路線はないので、それぞれスターアライアンス、スカイチームの航空会社から選ぶことになる。

いざ調べてみると、スカイチームはKLMかエールフランスで日程も割りと自由に予約できそうだったが、スターアライアンスの予約できる便数が限られていて、しかもヨーロッパ系の航空会社が皆無。使えるのはタイ航空とかアジア系の南回りの路線しか無い。

結局、ユナイテッドのマイルを使うのを諦めて、行きはデルタのマイルを使ってKLMのビジネスクラス。帰りは、バルセロナ発券のANAのエコノミークラスの航空券を買って、マイルを使ってビジネスクラスへアップグレードすることにした。これが誤算だったことは後で分かった。

行きのKLMのビジネスクラスのフライトは、11月8日、関空(KIX)発、インチョン(ICH)経由、アムステルダム(AMS)乗り継ぎ、パリ(CDG)までという経路。

帰りのエコノミークラスの航空券はANAのWebサイトで購入。エコノミークラスの航空券には、アップグレード可能なものとそうでないものがあるので、アップグレード可能な少し高いやつを買う。高いといっても日本発券よりは安い。それから、マイルを使ってアップグレードしようとしたが、アップグレード自体がすでに予約でいっぱいで日程をいじってもキャンセル待ちばかり、ようやく11月28日に2人分のプレミアム・エコノミーへのアップグレード枠を見つけて確保した。マイルを使ってビジネスクラスへとアップグレードしようとしても数が無制限にある訳ではなく、ビジネスクラスの特典航空券として用意されている数を食い合うことになるので競争は厳しい。

ともかく、帰りのフライトは、11月28日、バルセロナ(BAR)発、フランクフルト(FRA)乗り継ぎ、羽田(HND)乗り継ぎ、伊丹(ITM)となる。これで行き帰りが決まった。

旅程を決める手順(2)- 滞在場所と滞在日数の暫定案

次は訪問都市と滞在日数を決める。11月8日に出発して、11月29日に戻ってくるので、トータル日数は22日、21泊になる。21泊のうち、行きと帰りの飛行機での機中泊が2泊入るので、ホテルなどの宿泊施設に泊まるのが19泊となる。この19日を暫定的に行く地域に振り分けるとこんな感じ。

  • パリ(3泊)- 1日をルーブル美術館、1日を市内観光に充てれば3泊必要。欲張らずに、この時間で行けるところで良しとする。
  • フランス・バスク(4泊)- スペイン・バスクと比べるとインパクトが弱いが、それでも魅力的。バイヨンヌとサン・ジャン・ド・リュズは行っておきたい。とすると最低3泊は必要。11月で気候が微妙だが、山側の近隣の村へ行きたくなるかもしれないので1日加えて4泊。
  • スペイン・バスク(8泊)- ここがメインなので手厚く。
  • バルセロナ(4泊)- 他の街と違ってバルセロナは一度訪問済。その際に、主な観光スポットはさらっと見て回った。なので、今回はテーマを決めてのんびり、しっかりというところか? 最終日は早朝の飛行機なので実質3日半の滞在。

旅程を決める手順(3)- 滞在都市を決める

パリとバルセロナは確定なのでその他の滞在都市を決めていく。

フランス・バスクはバイヨンヌかサン・ジャン・ド・リュズのいずれか。両方にすると移動がせわしないので1箇所にする。距離は近いので片側からもう一方へ日帰りで行くことは十分可能。 街としてはバイヨンヌの方が大きいが、サン・ジャン・ド・リュズの方が垢抜けて無くて落ち着けそう。4泊するならホテルよりもアパートにしたい。

スペイン・バスクは、サン・セバスティアンがメインなのは動かせないが、ビルバオに宿泊するかどうかがポイント。ビルバオの観光スポットを見たところ、サン・セバスティアンからの日帰り観光は無理ぽいので最低の2泊を振り分け、残り6泊をサン・セバスティアンでよいかなと考える。ビルバオはホテル、サン・セバスティアンはアパート滞在で検討。

で、残りをバルセロナかと思ったが、ビルバオからバルセロナへの移動をしらべてみて、途中にサラゴサという町に気付いた。サラゴサは全く知らなかったし情報が少ないが、マドリッド、バルセロナ、ビルバオの三角形の中心にある交通の要所で、かつてのアラゴン王国の首都。市内には世界遺産の建造物もある。おそらく、今回の機会を逃すとサラゴサに来ることは無いだろうと考えると、寄り道したくなってきた。寄るなら、せめて3泊はしたい。となると、サン・セバスティアンから1泊、過去に行ったことのあるバルセロナから2泊を削って、最終案とする。

  • パリ – 3泊、ホテル
  • サン・ジャン・ド・リュズ – 4泊、アパート または ホテル
  • サン・セバスティアン – 5泊、アパート または ホテル
  • ビルバオ – 2泊、ホテル
  • サラゴサ – 3泊、アパート または ホテル
  • バルセロナ – 2泊、ホテル

旅程を決める手順(4)- 都市間の移動手段を決める

  • パリ~サン~ジャン・ド・リュズ – これは鉄道(TGV)で決まり。TGVに乗ったこと無いので乗ってみたい。
  • サン・ジャン・ド・リュズ ~サン・セバスティアン – 鉄道またはバスで移動可能だが鉄道は国境超えるあたりがややこしそう。荷物を持って乗り換えたりしたくないので直行できるバスにする。ただし、バスの本数が少ないので要注意。
  • サン・セバスティアン~ビルバオ – これはバス一択。本数が多く速い。
  • ビルバオ~サラゴサ – 鉄道とバスが利用可能だが、バスの方が本数が多く速いのでバス。
  • サラゴサ~バルセロナ – バスも利用できるが、マドリッドからバルセロナへ向かう高速鉄道を利用できるので鉄道で考える。鉄道は複数の会社の列車が走っているようでどれにするかは要検討。

これで全体の日程と移動手段が固まった。

まとめ&インデックス

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