2005年公開のシン・シティの続編。 監督は前作の3人体制からクエンティン・タランティーノが抜けて、ロバート・ロドリゲスとフランク・ミラーの2人。
コントラストの強い白黒画像に部分着色した画像というのは前作と同じ。原作はコミック。アメリカのコミックは日本の漫画と違ってグレーの中間色が少なく、白と黒のハイコントラストというイメージがあるけど、それをそのまま映画に持ってきた感じ。車が走るシーンで流れていく背景なんかもコミックの背景を連想させる絵になってる。
着色されている部分はどういう基準で選ばれているのか、いまいち分からん。返り血が顔に掛かったところが赤くなっていたかと思うと、殺戮シーンでは白い血飛沫が派手に飛ぶ。皆が白黒の中で1人だけカラーの人物が重要な役かと思ったらそうでもなかったりする。まあ、ええねんけど。
映画はミッキー・ローク、ジョシュ・ブローリン、ジョセフ・ゴードン=レヴィットの3人が中心となる3つのストーリーが並行して進んでいく組み立て。
前作の主人公で既に死んでいるブルース・ウィリスがどうやって出てくるのかと思ったら幽霊役やった。
ミッキー・ロークは前作と同様に元の顔が分からんくらいのメイクで、もはや怪奇男優。
ジョセフ・ゴードン=レヴィットは他の2人と絡んでくるのかと思ったら、あっさり・・・
映画自体が日本映画やったらやくざ映画みたいなもんやから、タイトルに「復讐の女神」とあるものの、男優に比べて女優はやや影が薄い。役柄では、コミックさながら日本刀を振り回して斬りまくるミホがええな。
というわけで、映画評を書きにくい映画。まあ、こういう映画があってもええのんちゃう。個人的には嫌いやない。
Trailer
番号 | 邦題 | 原題 | 監督 | 評価 |
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2 | シン・シティ 復讐の女神 | Sin City: A Dame to Kill For | Robert Rodriguez, Frank Miller | 3.5 |
1 | 毛皮のヴィーナス | Venus in Fur | Roman Polanski | 4 |