海外旅行へ持っていくカメラの再考
以前は一眼レフに交換レンズまで持ち歩いたこともあるが、だんだんと荷物を少なく済ませようとか、重いものは持ちたくないという気持ちからコンデジだけとか、スマホだけとか怠ける傾向になってきた。
写真の撮り方も、銀塩フィルムの時代には高価なフィルムを無駄にしないよう、構図を決めて露出を確認して、丁寧に撮っていたのに、デジカメになってからは気軽にというと聞こえが良いが一枚ごとのクオリティの意識は確実に低くなってしまったと思う。
今月に旅行予定のスロベニア、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、モンテネグロでは8つもの世界遺産を訪れるので、少し初心に戻って写真を撮ってこようと思う。
そういう訳で、しばらく使っていなかったD7000を引っ張り出してバッテリーを充電、メモリーカードを確認した。持っていくレンズはDX NIKKOR 10-24mm のみ。風景メインだと望遠を使うことはまずないし、このレンズは引けないところでも対象を楽々ファインダーに収められるし、近くのものに寄ることもできる。
カメラバッグをどうするか
今まで専用のカメラバッグは使わず、大振りなショルダーバッグにカメラを他の物と一緒に突っ込んで持ち運んでいたが、常時持ち運ぶ荷物を軽くしたいので小さめのバッグを検討した。
条件は、
- 両手を使えるようにするため、ショルダーバッグタイプ
- バッグ自体が重くないこと
- 開口部が大きく、カメラの出し入れが容易なこと
- コンパクトだが、必要な時にはある程度の収納力があること
- 最低限の保護クッション付き(無ければ別途購入のインナーが収まること)
- 旅行のときにしか使わないので高価過ぎないもの
といったところ。
結局買ったのは・・・
最初はスリングバッグにしようかと考えていたが、最終的にKenkoのLECCE M ショルダートートを購入した。
バッグの材質は薄めの布で、重さは380gしかない。
口が大きく開くトートバッグタイプ。セパレータが2つ付属していて、底面と側面のセパレータの高さまでクッションが入っている。
このセパレータはマジックテープで止まっているだけなので取り外し可能。もちろんクッション付き。
カメラを入れるとこんな感じ。柔らかいバッグなのでカチッと決まらないが最低限の保護にはなっている。
通常使う時はこんな感じでバッグを半分に折ってスリングバッグのような形で使う。
折った時に上部に見えるファスナーはポケットではなくバッグの中につながる開口部でここから物を出し入れできる。
外側側面にはフラップの下にポケットがある。このポケットがこのバッグの唯一のポケット。
折り曲げたところを伸ばせば、トートバッグになるので収納性はまずまず。上部もファスナー付きなのでスリや盗難に対しても安心。
ストラップを掛けるリングは、バッグを折って使う時、トートバッグとして使う時、付け替えられるように両側とも上下2ヶ所に付いている。
ナイロンストラップは長さ調節可能。肩パッドが欲しい気もするが、元々ヘビーデューティな使い方をするバッグではないので割り切って考える。
欲を言えば、小さくても良いので内ポケットが欲しいが、適当なインナーを使うことで対処できる。防水性能は期待できないが、使い勝手が良さそうで価格も3,000円以下なので多くは望まない。