有楽町で映画を観たあとに築地本願寺まで散歩。正月ということもあって、初詣客と観光客で賑わっていた。
正面の門を入ったところからの本堂の全景。鉄筋コンクリート造りなので西洋建築かと思っていたが、説明によると古代インド仏教建築という。そう言われてみれば、アンコールワットを連想させる形。
元は江戸時代に西本願寺の別院として浅草に建立されたが、火災で消失して築地に移転。このころは普通の仏教の寺院建築だったが関東大震災の火災で再び消失。再建は伊東忠太の設計で今の形になった。この伊東忠太という人は東京帝国大学の教授で西洋建築の人かと思ったら、西洋建築を学んだ上で日本建築を見直したという人で、平安神宮、明治神宮、靖国神社神門、湯島聖堂など多くの寺社の建築を手がけているということを知った。
本堂に入ってみるとキリスト教の教会を思わせる広い空間。読経の声が響く。
窓から見た中庭、どうみても西洋建築。
正面の扉は水色で日本の仏教建築からすると型破り。
扉の上部は蓮のステンドクラス。
排水口も凝った作り。
建物のあちこちには動物の彫刻がある。 正面入口左右の柱にはライオン。
屋内の階段周りにはブロンズの鳥。
手摺には牛。
踊り場には、馬とライオン。
階段の途中で上を見ると猿。
階段を降り切ると、そこには象。
参拝記念カードをもらって帰る。このカード、毎月デザインが変わるそうで、1月は象。12種類集めると記念品を貰える。
築地本願寺(東京都中央区築地3-15-1)