新春京都探訪(4)

妙心寺も仁和寺も、昨日行った東山の寺と比べて敷地が広い。平安京の当初の市街計画では東の端が今の寺町通りあたりなので鴨川より東は町外れ。今日歩いている妙心寺や仁和寺の辺りは平安京の北東の角からすこし外れた所で、こちらも町外れ。ただし、その後の京都の市街は東へと拡張して行って、西側は廃れたのは当初の中央通が今の千本通りの位置やったということからも分かる。なので、東側は寺院需要があるものの土地が足りずに小規模な寺が増え、方や土地余りの西側は大きな寺がそのまま残ったんやないかな。

次に行った石庭で有名な龍安寺も敷地面積では仁和寺に負けてない。しかも、こちらには鏡容池という池を取り囲む庭園がある。

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けっこう大きな木が植わっているがよく手入れされていて整然とした感じ。

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早くも咲いているのは桃の花か?

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龍安寺の由緒。世界文化遺産です。

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有名な方丈庭園。実物観るのは初めて。外国人観光客が多かった。

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石庭のサイズは、幅 25 メートル、奥行 10 メートル。正面中央からパロラマ撮影するとこんな風、かなり歪んでいるけど。

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水戸光圀が寄進したと伝えられている蹲踞(つくばい)。ただし、実物大の複製。蹲踞って何かと思ったら、写真のとおり手水鉢のこと。

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本堂内には目の不自由な人のために、石庭のミニチュア模型あり。

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石庭背面の塀の外側。

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訪れた観光客の大半は石庭に集中するので庭園は静かな佇まい。

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寺の敷地内に湯豆腐やまであった。

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鏡容池側から見た庭園。静か。

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最後の訪問地は大徳寺。龍安寺から少し離れているが歩いて行ける距離。

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大徳寺も妙心寺のように敷地の大半は塔頭に占められている。塔頭の数は多くないが、一つ一つの規模が大きい。

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塔頭の間の道。生活感がない分、整然としていて美しい。

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山門。

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塔頭の中は公開されていないので入れないが、門から庭先を除くことはできる。ここは興臨院という塔頭。昨日今日見て回った寺の塔頭の多くは、門から続く石畳の道が本堂へ直結せずに脇の建物に入り口があることが多かった。ここも庫裏らしい建物との通路へと向かっている。なぜ途中で鍵型に折れているのかは不明。

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どおってことない普通の木の根元に苔が生えているだけやのに、なんとなく決まってる。

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石田三成の墓があるところを発見。

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由緒によると、この塔頭には三成以外にも古田織部の墓もある。

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塔頭以外の建物は少ないが、これはそのひとつ、法堂。残念ながら立ち入りが許されていないのでこれ以上近づけず。

久しぶりに京都に来て、1日半かけて街の東側と西側の寺を廻った。大阪に住んでいた若いころに行かなかった所を訪れることができて良かった。古いものがそのまま残っているところもあれば、戦乱などで消失して復興されたところもあったが、それぞれの歴史の重みを感じた。また機会があればゆっくりと来てみたい。


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