自宅から今城塚古墳へ向かう。国道171号線から女瀬川沿いに北上する。西国街道を越えて、住宅地の中を抜けると、前方に古墳の木々が見えてくる。
古墳を取り巻く堤があり、それをくぐるトンネルも。
堤の上から見た前方後円墳の「後円」の部分。堀は空堀で一部を除いて水は張られていない。
北側から埴輪の列を通して古墳を見たところ。
出土した埴輪のレプリカが並んでいる。
動物の埴輪は、デザインを単純化しつつ特徴を捉えていてモダンな感じ。
力士の埴輪。
左腕に乗っていたものが失われているが、鷹匠なんだろうか?
「前方」の部分。この辺りは水が張られている。
現在、天皇陵と言われている古墳はすべて宮内庁管理になっていて、考古学者が調査のために発掘したくても許可されない。この今城塚古墳は、天皇陵とされておらず調査ができた結果、継体天皇陵であることが確実と言われている。
幸いなことに、宮内庁はここから西に2km程のところにある前方後円墳を携帯天皇陵だと誤って認定していたので、この古墳は今でも天皇陵として扱われていない。管理する高槻市が公園として整備して解放しているので、今城塚古墳は全国で唯一、誰でも立ち入ることができる天皇陵となっている。