日曜大工なんかで木工をやろうとするとのこぎりで木を切るにしても作業台が必要。市販のワークベンチは種類も多く値段もさほど高くないものからあるけど、見た目がいかにも作業台という感じ。収納場所が充分あれば、こういうワークベンチがあればいいなと思う。
でも、めったに使わないし畳んでもしまっておく場所が必要なので、踏み台代わりに普段から使えるような簡易作業台をと考えて以前に作ったのがこれ。2×4と1×4で作ったシンプルなものでサイズは300mm✕600mm。作業の際にはクランプもできるし、重量があって安定感も充分。使わないときには部屋の隅に置いておいてもじゃまにならない。
ただ、使っている材料がSPF材なので、元々の材木の幅や厚みの誤差がそれなりにあるので天板の平面性はいまひとつ。のこぎりで何かを切るくらいなら何も問題ないが、最近手に入れたトリマーやジョイントカッターなどの電動工具を使うには平らな天板が欲しい。
じゃあ、平らな板を上に貼り重ねれば良いだろうとホームセンターで探して見つけたのが12mm厚のMDF材の板。MDFは木材の繊維を高温高圧で圧縮して板にしたもので表面が滑らかで狂いが少ない。サイズもちょうど300mm✕600mmのがあったので即購入。
そのままネジ留めしてしまって良かったが、将来に交換することも考えて、練習を兼ねて鬼目ナットをつかってみることにした。M5のネジは板厚を考えて20mm。
鬼目ナット用の穴とMDFボードの貫通穴を別々にあけると絶対に位置が合わないので、MDFボードを作業台にクランプして、細いドリルで下穴を開け、次に6mmの穴を開ける。
作業台側の穴を鬼目ナット用の8mmに広げる。
あとは、レンチで鬼目ナットを締め込んでいくだけ。
鬼目ナット装着完了。
ネジの頭が上に出ないようにするため、10mでサグリしてからネジ止め。ナットとネジの位置もピッタリで問題なく固定できた。
MDFボードは角が鋭いので、サンドペーパーで角を丸めて完成。
耐水性がないので屋内、というか天気の良い日のベランダ作業限定。平らな面にクランプできるので、簡単な作業にはこれで充分かな。