前回、パスワードマネージャーの導入を検討していくつかの製品を検討した結果、bitwardenを使ってみることにした。今回はその記録。
Windows 10での設定
bitwardenのアカウントを作成する
bitwardenのWebサイトのプランの選択メニューから「無料アカウントを作成する」を選択する。
次の画面で、「メールアドレス」、「名前」、「マスターパスワード」、「マスターパスワードのヒント」を入力する。マスターパスワードには、次のような説明がある。
マスターパスワードは、パスワード保管庫へのアクセスに使用するパスワードです。あなたのマスターパスワードを忘れないように注意してください。忘れた場合、パスワードを回復する方法はありません。
英単語4つからなる言い回しをちょっと変更して、それらをピリオドでつないだ文字列をマスターパスワードとして入力したら「強力」と判定された。
bitwardenにログイン
送信を押すとログイン画面に切り替わるので、先程入力した「メールアドレス」と「マスターパスワード」でログインする。
「組織名」、「お支払い用メールアドレス」の入力とプランの選択の画面になるので、組織名には「ファミリー」、メールアドレスは登録したものを入力し、プランは「フリー」のまま送信。
保管庫の画面に変わるが、まだなにも入力されていないので空っぽ。
Windowsアプリケーションのインストール
アカウントを作成した際に、下のようなウェルカムメールが送られてきている。OSやブラウザのロゴはダウンロードリンクをまとめたページへのリンクになっている。
Windowsのデスクトップアプリをダウンロードしてインストールする。
インストール完了。
「完了」を押すとアプリケーションが立ち上がる。見た目はかなり違うが設定できる項目はWeb版と同じような感じ。
ブラウザーの拡張機能
Chrome ウェブストアから拡張機能を追加する。
追加されたアイコンをクリックしてログインすれば、ここから各種操作を行える。
試しに使ってみる
日経新聞のWebサイトにログイン画面から明示的にログインすると、画面の最上部に「このパスワードをBitwardenに保存しますか?」と聞いてくるので「保存する」を押す。
保管庫を確認すると確かに保管されている。
日経新聞のサイトからログアウトして、bitwardenの拡張機能アイコンを左クリックしたメニューから選ぶと、メールアドレスとパスワードが自動的に入力されてログインできるようになることを確認できた。
Chromeからパスワードをエクスポートする
パスワード毎にマニュアルで覚えさせるのは非効率なので、Chromeが覚えているパスワードをcsvファイルにエクスポートし、それをbitwardenからインポートする。
まずはChromeの右上のメニューから「設定」を選び、左のメニューから「自動入力」~「パスワード」を選ぶ。下図のような画面で「保存したパスワード」という文字列の右側のメニューボタンをクリックすると「パスワードをエクスポート」というボタンが現れるので、これを押して進める。デフォルトでは「Chrome パスワード.csv」というファイルにエクスポートされる。
bitwardenにcsvファイルをインポートする
次にbitwardenのWeb「vault.bitwarden.com」からログインし、「ツール」メニューの「データをインポート」へ移動する。ここで必要な選択を入力を行ってインポートを開始する。
エクスポートされたデータは640組あったがさほど時間はかからすに完了。保管庫の中にデータが収納されていることが確認できる。
他のブラウザについても同様に拡張機能を追加する
同様に、Firefox、Edge、Vivaldi、Braveにもbitwardenの拡張機能を追加しておく。
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