ブログのバックアップ?
無料のブログサービスは選ぶのに迷うくらい沢山あるが、自分のコンテンツを簡単にダウンロードできるかどうかはサービス次第。 運悪く、使っていたブログサービスが終了となった場合には、よそへ引っ越ししなければならないが考えただけでも面倒。
もう数年前になくなってしまったが、Posterousというブログサービスを使っていた時に、コピーを自動的にBloggerに投稿するような仕組みを作っていて、お陰でPosterousがサービス終了した後でもたまに昔の記事を見たりするのに重宝していた。
しばらくブログから遠ざかっていたが、Tumblrで再開するにあたり、完璧でなくても良いから、メインのブログの内容をどこかに見れる形で保存しておきたいと思ったが、Posterousの時にどうやったか思い出せない。 もう一度仕組みを作り直すにあたって、備忘録代わりにメモしておく。
どうやって?
たいていのブログサービスはRSSでの配信をサポートしているので、送り側はRSSのFeedを使えばよさそう。 一方で、RSS Feedを受けて投稿できるブログサービスは探した限りでは見つからなかった。
しかし、メールで投稿する機能はかなり一般的で、Bloggerもメールから投稿できる。 ということは、全文をメルマガで配信できるブログサービスからメールでBloggerへ投稿してやれば良い、が、Tumblrにはメール配信の機能がない。
諦めずに調べたら、FeedburnerというGoogleのサービスが使えそう。 Feedburnerは本来はRSS Feedを受けてそれをRSS Feedで再配信し、その過程で様々な統計データを取ることができるというサービス。 しかし、メルマガの登録・配信をする機能がおまけのように付いている。 これを使えば、以下のようにTumblrからBloggerへ自動投稿できそうだ。
やってみる
Feedburnerへアクセスし、Googleアカウントでログインする。 送り手になるブログのURLを入力して「Next」。
「Feed Title」と「Feed Address」の入力画面になる。デフォルトのタイトルとアドレスが入っているので、変更したければ変更し、「Next」。
RSS Feedの再配信の登録ができた。「Next」で次へ進む。
次は統計データ収集のカスタマイズの画面。このまま「Next」で次へ。
RSS Feedの設定終了。 次に、メールの設定をする。「Publicize」タブをクリック。
左のメニューから「Email Subscriptions」を選択。
このサービスは停止しているので、「Activate」を押して次へ。
言語が英語になっているので日本語に変更し、一番下にある「Save」で保存する。 Web、ブログへの埋め込み用コードが続くが、本題から外れるので省略。
必要に応じて、「Communication Preference」、「Email Branding」、「Delivery Options」を変更する。 「Delivery Options」はUS時間になっているので注意。
設定が終われば「Preview Subscription Link」を押す。
サンプルのポップアップが立ち上がる。 サンプルではあるが、ここからメール登録ができる。
受け側のブログの投稿用メールアドレスを入力し、画像の文字を入れて「メール購読を希望する」を押す。
Feedburnerからの認証用のメールが発信され、その内容が受け側のブログに記事として投稿される。 投稿された記事を開いて、認証用のリンクをクリックして完了。 以降、送り側のブログへ投稿された記事は、毎日一回設定した時刻に受け側のブログへメール投稿されるようになる。
できた!
バックアップされたブログはこんな感じ。
ブログ内のリンクは元のブログのページを参照しているので完全なコピーとは言えないけど、とりあえずのバックアップとしては十分。