ずっと前から気になっていたけど行く機会がなくて今日が初訪問。 場所は四の橋商店街を抜けて橋のたもと。
すぐに出てきそうなので、ひよこ豆のフリットを注文。予想通りの素朴な味。
まずはモッツァレラとトマトのサラダ。 一見、ドルチェかと思わせるプレゼンテーション。 ミニトマトは4種類くらいが混ざってる。モッツァレラはボリュームあって食べごたえあり。
パンはフォカッチャとバケット。レモンも一緒に出てくるが、これはパン用ではなく、料理に使ってくださいというもの。
シチリア産ワインへスイッチ。
この日のお勧め、ヤリイカのグリル。 周りが香ばしく焼けているのに中は半生で柔らかい絶妙の火の入れ方。
このイカを焼いていたのは熟練の調理人ではなく、高校生くらいにしか見えない若い人。店員は総じて若いがテキパキ働いている。
これはたぶん挽き肉とパン粉をこねたものを叩いて薄くしたカジキマグロの身で巻いてベイリーフと一緒に焼いたもの。フェンネルの根元のとこのスライスとオレンジのソースがよく合う。
そして、ワインをお代わり。
ドルチェはカスタードプリンとシチリアらしくカンノーロ。カンノーロはココア風味の硬く焼いたクレープのような筒にリコッタチーズのクリームを詰めたもの。手で掴んで橋から齧るとパリっとした外側とクリームのコンビネーションがよろしい。 プリンは固めのしっかりしたカスタード味。 食後酒のマルサラ酒は甘口のシェリーと同様にブランデーを加えて発酵を止めたもの。 甘いけど、くどくなくスッキリしているのでドルチェと合う。
最後はエスプレッソで〆。
店内はカウンターが7~8席、奥にテーブルがいくつかある。 あとカウンターの後ろにはバーのスペースがあるので、遅い時間に軽く飲みにくるにも使えそう。 店名にあるように、料理も酒もシチリアのもので、みなうまい。 なにより、家から歩いて5分のところにあるので、また来たい店。
ロッツォシチリア(東京都港区白金1-1-12)