瓢香 [麻布十番]

「瓢香」と書いて「ピャオシャン」と読むらしい。映画を観たあと麻布十番へ廻ってランチを食べに行った。場所は新一の橋の交差点の近く、大江戸線麻布十番駅の上あたり。店は入り口の階段を下った地下にある。

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ランチメニューは四川の田舎料理6種類から選べるというもの。これらとはべつに麺と水餃子というメニューもある。

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この店のオーナーシェフはNHKのあさイチなんかにも出ている井桁良樹シェフ。看板の端っこにも写真が載ってる。

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土曜のランチタイムで客は疎ら。店は地下にあるけど吹き抜け風の明かり取りの真下を中庭風に仕立ててあって、その周りを取り囲むように客席がある面白い造り。

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天井からはランプと同じくらい空の鳥かごが吊られてる。風水で幸運を呼び込むという意味があるらしい。

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ランチセットから、農家獅子頭(干し野菜入り大きな肉団子やわらか煮込み 黒酢風味)と郷土砕羊肉豆花(激辛!!スパイシーラム肉とやわらか豆腐煮込み)を注文。それぞれのセットには前菜4種が付く。左から、枝豆のスパイス和え、ハチノスの辛味噌掛け、冬瓜の胡瓜ソース、最後は上段がかぼちゃと塩卵の黄身、下は野菜のゼリー寄せ。

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キャベツのピクルス。

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これにはテーブルにある麻辣油を掛けて食べる。

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そして、焼いた卵とトマトのスープが付く。

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郷土砕羊肉豆花は麻婆豆腐の挽き肉を豚肉の代わりにラム肉にしたようなもの。豆腐がおおぶりなものが少し形を崩したくらいでそのままドンとラー油の中に浸かっている。激辛という程辛くはなく、唐辛子の辛さと花山椒の痺れる感じがうまくマッチしてる。ラム肉は豚肉よりも赤身で牛肉のような癖がなくて旨い。

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もう一つのメイン、農家獅子頭はその名の通り大きな団子。付け合せは空芯菜。コクのあるソースは辛くなく、家庭料理といった感じ。

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周りはカリッと揚がっているが中は柔らかい団子を割ると自家製干し野菜が入っているのが見える。

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ランチセットは以上。これで1,200円なので十分満足のいく内容。中国茶が別料金となっているのは残念やけど、欲しくもない飲み物やデザートをセットにして水増ししていないのは却って好ましい。

店内は落ち着いた感じで、ランチでも店員がディナーのようにきちんとサーブしてくれるのは好印象。

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今日食べなかった他のランチセットも美味そうやし、麺・水餃セットもよさそう。 ランチの内容は月ごとに変わるようなので、今後のメニューも楽しみ。


瓢香 麻布十番本店(東京都港区麻布十番1−3−8)

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