食べ歩き日記 – たこ梅 本店 [道頓堀]

訪問日: 2022年2月13日

弘化元年(1844年)の日本一古い関東煮屋

店のWebサイトによると、創業以来170年以上続いている店。格子の引き戸を開けて入ると、中はコの字型のカウンター。奥にはテーブル席があるみたい。

日曜日の17時に予約して入ったところ他に客は居なかったが、30分もしないうちにカウンター席は埋まった。

まずは飲み物を聞かれるので、迷わず燗酒。厚手の錫のチロリと中空になった錫のコップで供される。注文するとプラスチックや木の札がテーブルに置かれ、注文した品が届けられたら札が皿に移される仕組み。

名物のたこの甘露煮を勧められたので2串。トロトロに柔らかいかと思ったが、割としっかりした歯ごたえ。

関東煮ネタは、聖護院大根、ひろうす、さえずり。さえずり(写真手前の串)は鯨の舌で初めて食べたが、柔らかいゴムみたいな食感。手前のお通しは枝豆を醤油味で煮たもの。

続いて、豆腐、こんにゃく、野菜ふくろ。

ネタによって長く煮て味がしみ込んでいるものと注文を受けてから投入されるものがある。

鯨すじねぎ袋

つづいて、じゃがいもと湯葉。

食べて飲むにつれて、札が溜まってくる。

よもぎふ。

卵ときく菜。きく菜は軸の短い関西風。

ごぼう天。

ひら天と厚揚げ。

〆のしいたけ。

ここまででおなか一杯。汁かけご飯に惹かれたけどパス。

歴史のある有名店だけあって、店内には色紙が多数。

店で使ってる錫の酒器も売っていた。

店の外にはテイクアウト用の注文札が置かれていて、実際注文している人が居た。


歴史のある古い店やけど、店を仕切っていたのは若い女性。伝統と新しさが適度に混じって悪くない雰囲気。

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