映画レビュー
ポール・ダノの初監督作品。ポール・ダノは出演せず、監督に専念している。俳優としてのポール・ダノはちょっと「変わった人」を演じることが多かったように思うが、この映画の主演の一人は「変わった人」を演じるには人後に落ちないジェイク・ギレンホール。ギレンホールはこの数ヶ月に観た映画でも「ゴールデン・リバー」、「スパイダーマン ファー・フロム・ホーム」に出ていて活発に活動している。アクの強さはやや薄まったように感じるが、やっぱり変。
ギレンホールの妻役のキャリー・マリガンは平凡な主婦として登場するが、夫が仕事を辞め、家族を放ったらかしてほとんど無賃の山火事消火の出稼ぎ行くという無責任状態になってからの変わり様が見もの。結局、家族でまともなのは息子だけだった。
そういう訳で登場人物とストーリー変な映画なのだが、セリフが少なめ、映像が綺麗で印象に残る不思議な感じの映画。良い映画なのかそうでないのか判断しづらいが、もしかしたらポール・ダノは監督としての才能があるのかもしれない。
予告編
2019年に観た映画
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