銀座の映画館シネスイッチでドイツとオーストリアの合作映画を観終わって出てきたら、映画の半券でビール一杯飲めるというのにつられて行ってみた。
ツークシュピッツェというのはドイツとオーストラリアの国境にある山の名前らしい。この店もドイツとオーストリア両方のビールを置いているというのが映画とマッチしたことで共同プロモーションになったのかもしれない。まあ、覚えにくい名前やけど。
場所は晴海通りからソニー通りに入って2ブロック目、6丁目の角のビルの2階。 気をつけて見ないと通り過ぎてしまいそう。 1階の入り口はいきなりエレベータなので一見では入りにくい感じ。エレベータで2階へ上がるといきなり店の中。
カウンターとテーブル5つくらいの広さ、落ち着いた内装で雰囲気は悪くない。
で、映画の半券でビールいただき。これはラーデベルガーのピルスナーで旧東ドイツのビールとのこと。普通においしい。
ビールのあてには、自家製鴨の燻製。 添えてあるのはグリューワインを使った洋梨のコンポート。この燻製は自分でもできそうな気がするので、いつか鴨肉を買ってきて作ってみたい。
ちなみにグリューワインとはワインに香辛料を加えた飲み物で、映画館でグリューワインの素をもらっていたので近いうちに作ってみる。
ソーセージも5~6種類あって、食べてみたのは「チューリンガーヴルスト」という太いやつ。焼き目が付くまでしっかり焼いてあるけど、中身はジューシー。マジョラムというハーブが効いていてビールに合う。 付け合せのポテトが妙にうまかった。
あとはやっぱり、ザワークラウト。ここのは細めにシュレッドしてあって、盛り付けは一見切り干し大根風。食べると適度な酸味でビールがすすむ。
なので、もう一杯。これはツィラタール・シュバルツというオーストリアの黒ビール。ベルギービールみたいに、専用グラスでサーブされる。
銀座にしては値段はリーズナブル。この店の造りからすると大勢が押しかけるようなこともなさそう。 オーストリアのビールを飲めるというのも珍しい。
落ち着いて食事もできそうだし、ソーセージで軽く一杯というのもアリ。