映画レビュー
ディズニーのアニメ「シュガー・ラッシュ」の続編。前作は観ていないが、予備知識無しに観に行った。
どこかの街のゲームセンターに並ぶアーケードゲームのキャラクターが人に知られることなく交流しているという構図。その中で「シュガー・ラッシュ」というゲームのレーサー、ヴァネロペと、別のゲームでの悪役ラルフの2人が主人公。
本来は、所属するゲームセンターが閉じられた彼らの世界だったのが、「シュガー・ラッシュ」の修理のための部品調達のために危険なインターネットの世界へ出かけていくという設定。インターネットの世界でおなじみの、Google、Instagramなどのブランドを看板出すとか、広告やウイルスなどインターネットの「要素」をアニメで擬人化、擬態化することが上手い。お年寄りとか、インターネットに親しみのない人にはちんぷんかんぷんかも知れないが。
ディズニーの強みは今までの膨大なアニメ作品。そのキャラクターを版権の問題なしに使い放題というのは競合他社に対しての明らかなアドバンテージ。この映画でも、プリンセスの部屋にヴァネロペが迷い込むシーンがあるが、そこにいたプリンセスは、「白雪姫」、「シンデレラ」、「オーロラ(眠れる森の美女)」、「アリエル(リトル・マーメイド)」、「ベル(美女と野獣)」「ムーラン」、「ジャスミン(アラジン)」、「ポカホンタス」、「ティアナ(プリンセスと魔法のキス)」、「ラプンツェル」、「メリダ」、「アナ&エルサ(アナ雪)」「モアナ」が勢揃いする豪華版。小ネタで笑いを取るところも気が利いている。
正直、あまり期待せずに映画館へ行ったが、意外と面白かった。
予告編
2019年に観た映画
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