長いタイトルの通り、ビーチーボーイズのリーダーだったブライアン・ウィルソンについて、元メンバー、元プロデューサー、当時の演奏者などがインタビュー形式で語るドキュメンタリー。映画の前に萩原健太と鈴木慶一のトークショー付き。場所は新宿シネマート。
映画はみっちり3時間、その前にトークショーもあって、ビーチーボーイズあるいはブライアン・ウィルソン好きのコアな人にとってはたまらん企画、たぶん。
個人的には彼らの音楽をしっかりと聞いたこともなく、大して興味も予備知識も、ましてや思い入れもなく観たけど、思ったより面白かった。
映画は1962年から69年まで、ビーチボーイズがデビューして頂点へ上り詰めて低迷(?)に陥るまでの内容で、その後の復活はエンディングで述べられるだけで含まれてない。
ビーチボーイズは、サーフィン音楽のお気楽で脳天気なバンドくらいのイメージで大人が聞く音楽とちがうやんくらいにしか思ってなかったけど、この映画を観て見方が変わった。ビーチボーイズ、ええやん。
トークショーや映画の中でも、ブライアンの曲の複雑なコード進行や転調やらの説明があって興味深い。たしかに、そういう風に意識して聞くと、初期の単純で軽い歌詞と甘いコーラスの曲でも凝った音作りがなされていると納得する。
映画の中では初期から時代ごとのヒット曲が次々と演奏される。 僕みたいに、メンバーの名前も、アルバムも、タイトルも知らなくても、「あっ、これ聞いたことあるやん」という曲がいくつも出てくる。
1966年以降のブライアンがだんだんおかしくなっていくほど、曲の完成度、芸術性が高まっていく。せやけど、聞いたことあると記憶に残ってるのはそれ以前の曲やねん。
Trailer
番号 | 邦題 | 原題 | 監督 | 評価 |
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1 | ブランカニエベス | Blancanieves | Pablo Berger | 4 |
2 | フォンターナ広場 イタリアの陰謀 | Romanzo di una strage | Marco Tullio Giordana | 3 |
3 | 鑑定士と顔のない依頼人 | The Best Offer | Giuseppe Tornatore | 3 |
4 | オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ | Only Lovers Left Alive | Jim Jarmusch | 4 |
5 | さよなら、アドルフ | Lore | Cate Shortland | 3 |
6 | ROOM237 | Room 237 | Rodney Ascher | 2 |
7 | エレニの帰郷 | The Dust of Time | Theo Angelopoulos | 4 |
8 | アメリカン・ハッスル | American Hustle | David O. Russell | 3.5 |
9 | ウルフ・オブ・ウォールストリート | The Wolf of Wall Street | Martin Scorsese | 4.5 |
10 | 大統領執事の涙 | The Butlerl | Lee Daniels | 3.5 |
11 | エージェント:ライアン | Jack Ryan: Shadow Recruit | Kenneth Branagh | 2.5 |
12 | ダラス・バイヤーズクラブ | Dallas Buyers Club | Jean-Marc Vallee | 4.5 |
13 | MUD – マッド – | Mud | Jeff Nichols | 3.5 |
14 | ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅 | Nebraska | Alexander Payne | 3.5 |
15 | それでも夜は明ける | 12 Years a Slave | Steve McQueen | 4 |
16 | LIFE! | The Secret Life of Walter Mitty | Ben Stiller | 3.5 |
17 | ホビット 竜に奪われた王国 | The Hobbit: The Desolation of Smaug | Peter Jackson | 3 |
18 | あなたを抱きしめる日まで | Philomena | Stephen Frears | 3.5 |
19 | ウォルト・ディズニーの約束 | Saving Mr. Banks | John Lee Hancock | 4 |
20 | ブライアン・ウィルソン ソングライター ザ・ビーチ・ボーイズの光と影 | Brian Wilson: Songwriter 1962 – 1969 | Chrome Dreams | 3 |