クロアチア旅行(Day 3)ポレチ日帰り & ロビニ~プーラ

Day 3の内容

  • ロビニからポレチへ半日観光
  • ロビニ市内観光(#2)
  • ロビニ~プーラ、バス移動
  • プーラ市内観光(#1)

ポレチ(Poreč)半日観光

今回の旅行ルートと現在位置の確認

旅行の第一の目的はクロアチアの周遊なのに、イスタンブールから入る地点をクロアチアの首都ザグレブではなく、隣国スロベニアのリュブリャナにしたのは、クロアチアのイストラ半島地方に行ってみたかったから。

もちろんザグレブから行くことも可能だったが、その場合、海岸都市のリエカに出た後、イストラ半島を廻った後に同じ道を逆戻りしてくるのは効率悪いだろうということ。なので、リュブリャナから海岸へと出た後、一筆書きで南下するルートにした。

イストラ半島で訪問したかったのは、北から順にポレチ、ロビニ、プーラの3都市。しかし、全体の予定から2泊しか割り当てられなかった。そこで、市街地がやや広めのロビニとプーラに各1泊して、ポレチには宿泊せずロビニからバスで往復することにした次第。

今日は、そのポレチ訪問から始まる。

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バスでポレチへ移動

ロビニのアパートの精算は終わっているので、早朝スタッフがいない時間に出発。荷物はパッキングして部屋に放置、鍵はポストに入れておくことで宿とは合意済。昼過ぎにアパートにもどって、事務所で預かっておいてくれた荷物をピックアップする予定。
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バスステーションへ向かう途中、南側からのロビニ旧市街。昨日と違って天気が良い。

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バスステーションの手作り感のある時刻表。ポレチ行きのバスの出発時刻は6:45。これを逃すと次は12:10までバスがないので乗り遅れ注意。もしかすると、ハイシーズンにはもっと本数が増えるのかも知れない。

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これが乗るバス。

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早朝ということもあってバス1台貸し切り状態。

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昨日は曇っていたが今日は良い天気。昨日来た道を逆に戻る。

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ロビニのバスステーションの隣のパン屋で買ってきたクロワッサンで朝ごはん。

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ロビニとポレチはどちらも海岸にある町で直線距離なら20km足らず。ところが間にあるLim Bayという湾が川のように海岸から約10km内陸へと食い込んでいて、これを迂回しなければならない。地形からすると、この湾はかつて氷河がけずってできたフィヨルドに違いない。

この湾だけでなく海岸線は複雑な形をしているせいか、幹線道路は海岸沿いではなく10kmほど陸地に入ったところを通っている。

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約50分でポレチのバスステーションに到着。

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ポレチのバスステーションも旧市街の外側にある。旧市街へ行く途中にあった家。咲き誇った藤の花が立派。花は日本で見る藤と変わらない。

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早朝のバスだったので市内の商店もほとんど開いていない。歩いていると旧市街のほぼ中央でFontanaというジェラテリアが営業中。店内は白を基調としたモダンなデザイン。

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気持ちの良い朝だったので、テラス席でコーヒー。

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エウフラシウス聖堂

ポレチの見どころ、というかこの町に来るべき理由は6世紀に建てられ、世界遺産となっているエウフラシウス聖堂があるからと言っても良いくらい。場所は中心地から北側に外れたところ。

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9時の開館と同時に入る。ハイシーズンには入り口に待ち行列ができるというが、この時期のこの時間なので他に観光客はいない。1時間くらい掛けてじっくりと廻ったが、その間貸し切り状態という贅沢な時間を堪能した。

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入り口を入っていくと左手に小さな回廊付きの中庭「アトリウム」がある。このアトリウムはローマ時代の邸宅の入り口を入ったところに設けられていたもので、この聖堂が邸宅を改造して作られたため残っている。同じ時代に作られた聖堂でも、後日アトリウムの場所に建物を増築したりすることが多く、当時のアトリウムが残っている聖堂はヨーロッパでも珍しいという。

写真ではアトリウムの向こう側に鐘楼が見える。背中側には聖堂の本堂がある。
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アトリウムと塔との間、正面の扉の先にはもう一つ空間がある。この八角形の建物は洗礼堂で、床の中央には洗礼するためのバスタブのような窪みがある。こういう人が入れるような洗礼設備は初期の教会のもので残っているのは珍しいらしい。

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壁はレンガ積みだが、一部にモザイクが残っていた。壁が全部モザイクで覆われていたとしたら、さぞかし立派なものだったのだろう。

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洗礼堂の入り口から外側のアトリウム越しに見た本堂の2階の外壁。ここにも美しいモザイクが施されている。

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洗礼堂の奥から塔へと登る階段。鳩が入り込んでいるので、落とし物に注意しながら登る。

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塔の最上部にある4連の鐘。

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半島の付け根、東方向の景色。

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半島の先端、西方向の景色。

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南方向の景色。

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北方向の景色。

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塔から降りて、司教の住居部分だったところを見て廻る。

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展示されていた祭壇画。15世紀の物らしい。こういう年代物の美術品が手に届く場所にさりげなく置いてあるところがすごいというか素晴らしい。

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庭に咲いていたのは日本の桜のような樹。

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モザイクの展示室。部分的に失われたものもあるが、総じて保存状態は非常に良い。こういうのが所狭しと置かれているのは圧巻。

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展示室から外へ出ると、今度は建物跡の床のモザイクが俯瞰できる。これが雨ざらしでしかもこれだけの広さで残っているのは凄すぎ。

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さっき登った鐘楼。外観はいたってシンプル。

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最後に聖堂の本堂へ入る。両側に柱が並ぶ細長い構造。

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奥のドームの部分には聖人の肖像画がモザイクで作られていて圧巻。床のモザイクが大理石やオニキスなどの石を使ったモザイクなのに対して、ここの肖像画で使われているのは金箔を挟んだガラスなど光を反射する素材が使われている。

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台座を左側面から見たところ。

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今の床は嵩上げされたもので、床の一部が切り取られて下にあるオリジナルの床を見ることができる。ここも当然のようにモザイク張り。地中海沿岸のかつてローマが支配した地域ではモザイクが残っているところが多々あるが、一箇所でこれほど保存状態の良いモザイクが大量に残っているところは珍しいのではないだろうか?

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ポルチ街歩き

ポルチの旧市街地はさほど広くない。東西500m、南北200mくらいの半島の中に収まっているくらいなので端から端まで歩いても5分くらい。ただ、ベネチア人が作った街らしく細い道が入り組んでいるエリアもある。

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南側の海岸沿いの道はマリーナに面した海洋レジャーの街の雰囲気。レストランやカフェが立ち並ぶ。ここでジェラート休憩。

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旧市街の中心を東西に走るメイン通り。

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アーチ部分だけが残った建物の壁。壁の向こうは公園になっていて、その先には通学中の子どもたちが見える。

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半島の北側、エウフラシウス聖堂の東側の海岸沿いには昔の城壁が残っている。元々は旧市街全体を防御のために壁て囲っていたが、時代と共に取り払われて一部だけが残っているという。

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その壁に人が住み着いたのではないかと思わせるような住居。

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旧市街の東の外れの広場にある教会。閉まっていて中には入れなかった。

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11:15発のバスでロビニへ戻る。これを逃すと次は15:00まで無いので要注意。帰りのバスのルートは来た道を逆に戻る。ランチはロビニへ戻ってから。

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ロビニ市内観光(#2)

ロビニ街歩き

まずはランチ。旧市街の外側のマリーナに面した通りから一つ入った裏通りにあったレストラン「Dream」。ここは1階がレストラン、上の階が旅行者向けアパートになっている。

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旅行3日目にして、ランチでもワインを飲むのが普通になってしまっている。

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野菜のリゾット、味はあっさりめ。こういうアルデンテのリゾットを食べると、イタリア人にとって米はパスタの感覚なんだろうなと思う。

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イカのタリアテッレ。幅広麺はボロネーゼとか味のしっかりしたソースと合わせることが多いが、こういう取り合わせもアリだと思う。

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半島の付け根の北側にある市場の近くにあったイストラ地方の特産品を売っている店。

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トリュフオイルやペーストの品揃えが良い。他にワイン、蜂蜜など。店の年配のおじさんは英語があまり得意ではない世代だが親切に説明してくれた。ホワイトトリュフが入ったオイルなどを買う。

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スーパーマーケットで売られていたクロアチアの国民的調味料。旅行の初めに荷物を増やすこともないので今はチェックするだけ。

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プーラ(Pula)への移動

ロビニのバスステーションのチケット売り場。日本で購入済のプーラ行きのチケットは15:30発のバス。ところが屋外にあるプーラ行きのタイムテーブルにはこの時刻に発車する便が無い。売り場の女性にチケットを見せて尋ねると、これは新しい便だからまだ載っていないという説明。とりあえず待つ。

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予定通りバスはやってきて定刻に発車。

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40分程度の乗車時間でプーラに到着。ロビニやポルチに比べてプーラのバスステーションは大きくて立派。

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バスステーションは旧市街から少し離れているのでアパートまで少し離れている。歩いて10分強。この建物の2階の2部屋のうちの一つ。ところが入り口の鍵は閉まっていて、アパートの管理者らしき人はいない。

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建物の裏側に廻ってみる。他に入り口らしきところなし。仕方がないので2階のもう一つの部屋に住んでいる人にお願いしてオーナーに連絡してもらう。

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VodafoneのSIMでデータ通信はできるが、音声通話をアクティベイトしていないし、そもそもSIMはスマホではなくモバイルルータに入れてあるので管理人へ電話できない。仕方ないのでGoogle Voiceで電話しようとしたがなぜか使えない。次にSkypeの音声通話で試みると、無料で使えるはずなのにチャージが必要と言ってきた。そうしているうちに管理人登場。

このアパートはBooking.com経由で予約し、Booking.comの仕組みを使って到着予定時刻を連絡していたのに管理人はSMSで連絡が来ると思ってBooking.comの方を見ていなかったようだ。

建物の外観は古いが、部屋に入ってみると内装は最近やりかえた様で新しい。オーナーはプーラにアパートを3件持っているということで、Welcomeドリンクを用意してくれ、プーラの地図で主な観光スポットとおすすめレストランを紹介してくれた。

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プーラ市内観光(#1)

プーラでの宿泊は一泊で次の町への出発は明日の午後。滞在時間が限られているので、今日のうちに観れるところを見ておきたい。

円形競技場

プーラを観光地として有名にしているのはこの円形競技場。長径133m、短径105m、高さ32m、築年79年以前。誰もが知っているローマの円形競技場コロッセオが長径188m、短径156m、高さ48m、築年80なので、サイズではコロッセオよりやや小さいが、建設されたのはプーラの方が古い。

建設されているのは傾斜地で、海側から見ると4層になっている。コロッセオは2~3階の客席が残っているのに対して、プーラの円形競技場はほとんど外壁しか残っておらず、1階部分の客席はコンサートなどに使うために再建されたものという。そのため上層階の窓からは向こうの青空が見える。

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山側から見たところ。敷地の高い部分では2層。

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中に入るのは有料だが、外から一周りすることができる。

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せっかくなので、中に入ってみる。中央部分が平で、山側に観客席が作られている。

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海側の1階部分には元の観客席の基礎部分らしい石組みが残っている。

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外周部分の保存状態は見たところ非常に良い。ところどころ石の色が違うので、後から補修されたところがあるのかも知れない。

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ちょうど夕方で、陽が沈みかけていたので影が面白い。

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プーラ街歩き

Pulaには一泊しかしないので、アパートのオーナーが勧めてくれたレストランへ行くことにする。

Pulaは丘の上にある城跡の裾野を旧市街が取り巻くような配置。アパートを出て、その裾野を左回りにぶらぶら歩いていく。

道端に変なオブジェがあったりする。

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何かの工場なのか、高い煙突がある。

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丘の西側には広場があり、その片隅にアウグストゥス神殿がある。

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神殿側から広場を見たところ。

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Bistro Alighieriでディナー

オーナお勧めのBistro Alighieriに到着。場所は丘の南側、小さな公園に面した建物。

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室内にも席があるが、気候が良いので公園側のテントの席にする。

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メニューにあるアラカルトも良いが、その日の魚が良いというオーナのアドバイスに従い、魚を見せてもらう。ウェイターのおっちゃんが席まで持ってきてくれる。立派なヒラメ(カレイ?)は予算オーバーだったので、黒鯛とアイナメのような赤い魚をグリルにしてもらう。

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魚を待つ間に、Istrian Truffle Rhapsodyという前菜の盛り合わせを注文。黒トリュフのスライスが全体に掛かっていて薫る。これで85クーナだったので1,500円くらい。

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ワインは地元産をグラスで。ここのハウスワインは安くてうまかった。

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イストラ半島でのディナーも今日が最後なのでおごってトリュフとポテトのスープ。冷凍ものにしても良い香り。

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トリュフを堪能しているうちに黒鯛到着。

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アイナメもどきも焼けた。

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ウェイターのおっちゃんが器用に頭、背骨、ヒレの小骨を取り外してくれる。仕事をしながら曰く「魚は3度泳ぐ。最初は海の水、次はオリーブオイル、最後はワイン」、そしてオリーブオイルをたっぷり掛ける。あとはワインで泳がせるだけ。新鮮な魚が簡単に手に入る日本人からすると普通ではあるが、シンプルに塩とオリーブオイルで食べるのはうまい。イストラ地方はオリーブオイルの名産地でもあるので魚、オリーブオイル、ワイン全て地産地消できる良いところ。

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サービスしてもらった食後酒はグラッパで作った果実酒。甘いがすっきりした味。

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プーラに残る3つの門

食後は夜道をぶらぶら散歩。旧市街には元々10の門があり、そのうち3つが残っている。その門を見ながらアパートへ戻る。最初にあるのがセルギウスの凱旋門。これはローマ時代、紀元前1世紀に造られている。

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2つ目はヘラクレス門。この門が一番古く紀元前1世紀半ばの建築。

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最後は双子門。この奥にあるのは、イストラ考古学博物館。

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