今日の映画 – ホビット 決戦のゆくえ （The Hobbit: The Battle of the Five Armies）

この映画でホビット3部作が完結し、あとに続く指輪物語3部作と話が繋がる。 映画の出来とか俳優の演技とか以前に、トールキンの原作の世界観みたいなのが好きか嫌いかで映画の評価も変わってくると思う。

個人的には、ファンタジー物も嫌いではないので、映像もストーリーも楽しめた。3Dで観たけど、初期の3D映画で感じた違和感が殆ど無く、手前から遠景までの奥行きがごく自然に見えて目も疲れなかった。

前作「竜に奪われた王国」の最後が、ええところで「次回に続く」と切られたので、オープニングから竜との戦いでかなり盛り上がる。映像もよろしい。映画を通して格闘シーンの時間が長く、敵味方ともにいっぱい死ぬけど上手に残虐感が出ないようにしてある。切られた首が飛んでいくシーンなんかもあるけど、動きが速くて細部が見えないとか、血が飛ばないとか。ここらあたりは、原作が子供向けのファンタジーということを考慮したものかもしれない。

あと、映画が始まって表示されるタイトルは「The Hobbit」だけでアレッと思ったら、しばらく経って忘れた頃に副題の「The Battle of the Five Armies」が表示される。この副題、日本語の「決戦のゆくえ」では分からんけど、原題では「5つの軍隊の戦い」。

映画を観ている過程で、人間、ドワーフ、エルフ、オークの4つまではすぐに分かるけど、5つ目は何やろという疑問を抱えたまま映画は進行する。途中で伏線はあるけど、5番目は観てのお楽しみ。

出演俳優は、売れっ子のベネディクト・カンバーバッチは前作に続いて竜の声の役。声だけやったら別の誰かでもええのんちゃうかと思うけど。

主役のビルボ・バギンズは、テレビドラマSHARLOCKでワトソン役でカンバーバッチと共演したマーティン・フリーマン。指輪物語3部作の主人公フロド・バギンズを演じたイライジャ・ウッドは線が細くて個人的にはミスキャストやないかと思ってる。それに比べてマーティン・フリーマンのビルボ・バギンズは安心して観てられる。

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Trailer

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