Bunkamuraで用事を済ませて、そろそろランチタイムという時間。渋谷駅の方へ戻ろうとした時に目に入った個性的な看板「台湾ランチ」。店の名は故宮。場所は「渋谷デリタワー」というビルの4階。店内は壁の貼り紙やポスター、天井からの吊るし物で雑然とした雰囲気。12時前だったので、先客は女性4人組のみ。
ランチメニューは9種類+日替わり。しかし、よく見ると「麻辣豆腐飯」と「酸辣湯麺」は四川料理、「木須肉」は山東料理、「海南鶏飯」はシンガポール料理、「焼きビーフン」はたぶん福建料理、「海鮮あんかけやきそば」は所属不明ではないだろうか? とすると、台湾ランチの何恥じないのは、「牛肉麺」、「米苔目湯」、「魯肉飯」の3つ。
ここで何を選ぶか迷うが、魯肉飯をまず除外。魯肉飯は小ぶりのお椀に入っているべきで皿に盛られるのはちょっと違う。しかも、680円はランチとしては安いが魯肉飯には高すぎる。残った2つの麺から選ぶとなると、やっぱりうどんよりもニュウロウメン(牛肉麺)に決定。引っかかるのは「牛肉麺」ではなく「肉湯麺」となっていることと、「麻辣」とう四川風の名前が付いていること。辛いニュウロウメンなら「紅焼牛肉麺」と書くべきでは・・・
まず、サラダ、ザーサイ、もやしのナムルが出てくる。これは問題なしというか普通。
そして、チキンスープ。あっさりしていておいしい。
メインの「麻辣肉湯麺」登場。白髪ネギとパクチー載せ。
牛肉は台湾て食べた牛肉麺に入っていたものより小さいが、塊で4~5個、ハチノスも入ってる。
台湾の麺類はおいしいけど、麺そのものはだいたい腰がなく特徴が無い印象。そういう意味ではこの麺はオリジナルを忠実に再現している。スープは見た目ほど辛くなく、あっさりめ。「麻辣」とあるが花椒は入っていない。牛肉なので八角を使っているが量は抑えめ。その他分からない香辛料が入っていて薬膳スープのようでもある。なんか体に良さそう。