香港へ来てもいつも同じようなところへ行っているので、新しく出来たところへ行ってみようとやってきたのがPMQ。場所は中環と上環の間の山側、鴨巴甸街沿い。PMQはPolice Married Quartersの略。1951年に建てられた既婚警察官向けの官舎だったところ。既に使われなくなっていたこの建物をアーティスト、クリエイターのアトリエ、工房、店舗などのスペースとして昨年夏に再生したもの。
建物は東西に長い7階建ての2棟とそれらをつなぐ渡り廊下から成り、2つの棟は敷地の南北に接する通りの名をとって、それぞれHollywood棟、Staunton棟という名になっている。
敷地西側の鴨巴甸街の入り口から入りHolliywood棟を南側から見たところ。建物は古いが、外装は一新されている。未年の旧正月の直後だったので庭にはシンボルの赤い羊のオブジェがあった。
庭のスペースに置かれていたテーブルと椅子。
建物の中に入ってみると、各部屋の壁はは大きなガラス窓に取り替えられていて60年前の建物には見えない。
各部屋は、思い思いに装飾されている。
Staunton棟の入り口。
かつての郵便受け。スチールの扉は錆びているが装飾として残されている。
Staunton棟の1階んはVivienn Tamの店舗が入居。
両棟の間のスペースには巨大な羊のオブジェが吊り下げられていた。
羊の下をくぐって中庭の奥へ入ったところ。渡り廊下の下はまだ工事中。Hollywood棟の1階の店舗も工事の最中。
残念ながら訪問時間が早かったのかまだ開いている店がない。クリエイターは早起きは苦手とみえる。朝から降っていた小雨が強くなってきたので通りの向かいにあったカフェで休憩。
この店は天井が高く、立派な内装で歴史がありそうに見えたけど、PMQのオ=プンによって新たに作られた店らしい。
PMQの周りは目立った特徴のない普通の町並みだったのが、新しいスポットとして生まれ変わっている様子。古いものと新しいものが混ざっているところが香港らしい。
PMQ (35 Aberdeen Street Central)