金記冰室 [香港:西環]

香港最終日。4日目となるとさすがに食傷気味。昨日西環を通った時に気になっていた金記冰室へ行ってみる。冰室(ビンサッ)は香港の伝統的なカフェ。1960〜70年代に流行った飲み物と軽食を出す店。今は時代の流れで中環などの繁華街で見ることはなく、周辺地域のちょっと寂れたような街で時々見かける程度。そういう意味では西環はまだ昔の風情が残っている街かもしれない。

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店に入ってみると明るく改装されているが奥に年代物の看板が掛かっていた。店員も客も若い人たちが多い。

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メニューには店の歴史についての説明らしきものあり。

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飲み物メニュー。ホットとアイスあり。ここでは冒険せずに「香濃咖啡」にする。

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軽食メニュー。「煎雙蛋」は目玉焼き、「煎猪扒」はたぶんハムを焼いたの、「沙律」はサラダ。ちょっと重そうなのでパス。

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「三文治」はサンドイッチ、「多士」はトースト。「牛油多士」はバタートースト。一番下の「法蘭西多士」は香港式フレンチトーストで油で揚げたパンにバターとシロップが掛かっているという危険なもの。ここは「鹹牛肉三文治」にしておく。

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やってきた「香濃咖啡」と「鹹牛肉三文治」。コーヒーは久しぶりに飲むインスタントの味やけど、濃くてそれなりにおいしい。サンドイッチはトーストしていないシンプルなもの。

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サンドイッチの中身は予想通りコンビーフ。「鹹牛肉」の「鹹」は「塩」と同義やもんね。

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周りの客はスープに浸したスパゲッティのようなものを食べている人が多かった。美味いものがたくさんある香港で、好んでサンドイッチやトーストを食べようとは思わないけど、たまにこういうところを覗くのも面白い。


金記冰室(西環 筲箕灣道261號)

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