高輪のバス道路沿いにあるポルトガルレストラン。以前にランチに行ったことはあるが、夜は初めて。
店内はテーブル6つでそんなに広くない。照明はやや暗め。
ヴィーニョ・ヴェルデ。微発泡で酸味やや強め、これからの季節に冷やして飲むのによさそうなワイン。
パンとオリーブオイルで料理を待つ。パンは2種類、温めて出してくれる。
干しダラを使ったバカリャウのコロッケ。衣はカリッと揚がって中身は滑らか。
牛アキレス腱のトマト煮込み。コラーゲンが溶けこんでねっとりした食感。
タコのサラダ。ポルトガル料理ではスペイン料理と違って、コリアンダーをハーブとして使うらしい。
メインは、3種の肉のエスペターダ。ソースは赤い「ピリピリ」とコリアンダーを使ったブラジル風の「モーリョ・ヴェルデ」の2種。ポテト、人参、クスクスが付いてくる。
そして、豚肉とアサリのグリル。赤身の豚肉はワインに漬け込んだような味で柔らかい。ソースはレモン風味の不思議な味。グリルというより煮込み料理の感じ。
採捕に食後酒として、赤のポートワイン（右）とマデイラワイン（左）をいただく。どちらもワインの発酵途中でアルコールを加えて発酵を止めた酒精強化ワイン。味は似ていて干しぶどうを連想する香り。マデイラワインはさらに熱処理してあるそうで、ちょっと変わった風味がする。
スペイン料理の店は多いが、ポルトガル料理の店はあまりないので自宅から歩いて行けるこの店は貴重。店の人に話を聞くと、本店はマカオにあるとのこと。都内には渋谷、四ツ谷、丸の内にも店舗あり。
マヌエル シュラスケリア（東京都港区高輪2-3-22）
